EXPLOSION & EXPANSION 爆発と拡張 ── 多摩美術大学の制作の現場から

多摩美術大学創立90周年記念事業

多摩美術大学 BLUE CUBE施設内(2025年3月15日撮影) 写真:齋藤 彰英 多摩美術大学 BLUE CUBE施設内(2025年3月15日撮影) 写真:齋藤 彰英

東京の多摩美術大学 BLUE CUBEにて、「EXPLOSION & EXPANSION 爆発と拡張 ── 多摩美術大学の制作の現場から」が2025年10月19日から11月3日まで開催されます。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

多摩美術大学の制作現場の大きな活力と豊かな多様性、その最前線を、「EXPLOSION & EXPANSION」(爆発と拡張)というテーマのもとに、切り出して示します。「爆発」とは、1935年の本学開学をビッグバンにたとえたものです。その後今日まで90年の間、本学は、果敢に拡張しながら日本の美術教育の最先端を走ってきました。本展では、その多摩美術大学(Tama Art University)の芸術的“宇宙”(art universe)の最新の一面をご覧に入れます。

本展では多摩美術大学美術館(リニューアル準備のため長期休館中)が、今年度本学に在籍している学生および助手・副手の中から13名と3チームを取り上げます。ただし、これは単なる学内優秀者選抜展のようなものではありません。特に下記の特殊な展示会場のオーラに負けない、その空間の中でこそいっそう生きてくる作品を作り出すことができると期待される作家たちが選ばれています。

会場となるのは、2022年に新しく本学の附属施設となった「BLUE CUBE」。これは、ドイツに本社を置く食品卸売スーパー「METRO」の多摩境店(2006-2021年)だった建物です。2022年に取得したBLUE CUBEを本学が今後正式にどのように活用していくかはまだ検討中の段階ですが、それゆえに幸い同施設はほとんどMETRO撤退時のままに残されています。今回、かつてスーパーマーケットだった場の構造や雰囲気、歴史の重層性の中で、独自のエネルギーを発するさまざまな作品がぶつかり合い、「自由と意力」を校是とする本学らしいエキサイティングなアート空間がそこに現出することでしょう。

【関連イベント】
※申込不要、聴講無料(先着50名)

●出品作家によるトークセッション
日時:11月1日(土) 11:00~12:00
モデレーター:鍵谷怜(芸術学 助手)
登壇者:陳柏欣、胡琪、山田大輝、加藤舞、紫谷きづな、檜木小春、池上創、坂爪亜蓮

日時:11月2日(日) 11:00~12:00
モデレーター:鬼頭明里(芸術学 修士1年)
登壇者:のえのん、3illi(金井田誠悟+眞鍋咲紀+丸山竜司)、レモラ(寺嶋希海+中川新+野澤遥歩)

日時:11月3日(月・祝) 11:00~12:00
モデレーター:網代瞳子(芸術学 学部4年)
登壇者:大島宏士郎、砂子愛、河合音和+水野ねね+湯浅薫子、藤原禎之、鄧丁文

●本学教員による座談会 「タマビのあの頃と今」
日時:11月1日(土) 13:30~15:00
モデレーター:大島徹也(本展監修)
登壇者:小泉俊己(副学長/絵画学科油画専攻教授)、詫摩智朗(統合デザイン学科教授)、髙橋庸平(グラフィックデザイン学科准教授)、諏訪未知(絵画学科油画専攻専任講師)

●演劇舞踊デザイン学科学生によるパフォーマンス
日時:10月26日(日) 14:00~/16:00~
※パフォーマンスは10分程度の作品

開催期間 2025/10/19(日)~2025/11/03(月)
時間 12:00~17:00(11/1~11/3は10:30開館/入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(11/3は開館)
入場料 無料
参加アーティスト 陳柏欣、胡琪、山田大輝、加藤舞、紫谷きづな、のえのん、檜木小春、池上創、坂爪亜蓮、大島宏士郎、砂子愛 他
会場
  • 多摩美術大学 BLUE CUBE
  • 東京都町田市小山ヶ丘6-4-8
会場電話番号 042-703-7767
会場URL https://museum.tamabi.ac.jp/
詳細URL https://museum.tamabi.ac.jp/exhibition/catalog/2025/5928.html