
装飾は人類と共に常に存在してきた。弔いの儀式や呪術的なタトゥーなどに始まり、ときに形骸化しながらも、時代とともにまた新しい意味をともない、変化を繰り返し生き残ってきた。それはまさに生々流転といえるだろう。
本展には、7組のアーティストたちが登場する。彼らは年齢も国籍もジャンルも多様だ。その表現もゴシック装飾を施したダンプカーや、さまざまな文化圏の模様をリミックスした絨毯、窓のたたずまいからそこに住む人の生活や性格を想像した絵画など、多彩なものだ。彼らは全く異なる時代や価値観を対峙させたり、実際には存在しない世界を思い描いたり、日常生活の中の「装飾」を読み取ろうとしたりしている。彼らの試みを見る時、私たちは装飾という行為が、生々しい現実を複雑なまま認識するために必要な切り札だということに気がつくのである。
【関連イベント】
●アーティストトーク
本展に出展する各アーティストによるショート・プレゼンテーション(同時通訳あり)
日時:11月18日(土) 13:00~
会場:新館ギャラリー2
定員:120名
※事前予約制、参加費無料(ただし、当日有効の本展チケットが必要)
●ギャラリートーク
日時:11月25日(土) 18:30~
※予約、参加費不要(ただし、当日有効の本展チケットが必要)
●山本麻紀子ワークショップ「落とし物のお店」
日程:12月9日(土)、12月16日(土)
講師:山本麻紀子
対象:小学生
参加費:2日間で1,500円
※2日間通しのプログラム(両日参加できる方のみ申込み)
※事前予約制
※その他の関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください。
開催期間 |
2017/11/18(土)~2018/02/25(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(11/23~11/25は20:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 第2・第4水曜日(11/22、12/13、2018/1/10、1/24、2/14)、12/27~2018/1/4 |
入場料 | 一般1,100円/大学生(専修・各種専門学校含む)880円/中学生・高校生550円/65歳以上550円 |
参加アーティスト | ヴィム・デルヴォワ、山本麻紀子、ニンケ・コスター、山縣良和、髙田安規子・政子、アラヤー・ラートチャムルーンスック、コア・ポア |
会場 |
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会場電話番号 | 03-5777-8600 |
会場URL | http://www.teien-art-museum.ne.jp/ |
詳細URL | http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/171118-180225_decoration.html |