シンポジウム 日本のデザイン資源を考える

-文化庁アーカイブ中核拠点形成モデル事業報告-

シンポジウム 日本のデザイン資源を考える

近年、歴史的・文化的価値のある貴重な文化関係資料が散逸・消失することを危惧し、各種の文化関係資料のアーカイブを構築する動きが活発になってきている。デザイン資料もまたこの例に漏れないが、これらアーカイブ資料の保存・活用や情報共有についての望ましい仕組みは、いまだ定まっているとは言えない。

「アーカイブ中核拠点形成モデル事業」とは、文化庁が文化関係資料のアーカイブ化推進において中核となり得る大学や所蔵館・機関などに委託し、当該拠点を中心としてアーカイブの整備を効率的かつ効果的に促進することを目的とする事業のことだ。文化庁は多岐にわたるデザイン資料の中から、グラフィックデザイン分野を京都工芸繊維大学美術工芸資料館に、プロダクトデザイン分野を武蔵野美術大学美術館・図書館に、ファッションデザイン分野を文化学園大学和装文化研究所にそれぞれ委託し、各分野の現状調査、分析、課題の共有および解決へのネットワークづくりなどを目的として、平成27年度より3年間にわたり実施してきた。

本イベントでは、3年間の活動成果を報告するとともに、日本のデザイン資源の現状や課題について討議し、デザインアーカイブの今後について考える。

【プログラム】(予定)
●第一部「各中核拠点からの活動成果報告」
時間:13:45~15:30
グラフィックデザイン分野:平芳幸浩(京都工芸繊維大学 准教授)
プロダクトデザイン分野:田中正之(武蔵野美術大学 教授)
ファッションデザイン分野:田中直人(文化学園大学 准教授)

●第二部「デザイン・アーカイブの現状と課題」
時間:15:50~17:50
モデレーター:平芳幸浩(京都工芸繊維大学 准教授)
登壇者:植木啓子(大阪新美術館建設準備室 主任学芸員)、中川麻子(大妻女子大学 准教授)、渡部葉子(慶應義塾大学 教授)、柏木博(武蔵野美術大学 名誉教授)、近藤尚子(文化学園大学 教授)

開催期間 2018/01/20(土)
時間 シンポジウム 13:30~18:00(受付開始13:00)、情報交換会 18:30~
入場料 シンポジウム 無料、情報交換会 3,000円
会場
  • 文化学園大学
  • A館20階 A201講堂
  • 東京都渋谷区代々木3-22-1
お問い合わせ 042-342-6004
会場URL https://www.bunka.ac.jp/contents/accessmap.htm
詳細URL http://www.d-archive.jp/1