
東京のBUGにて、「中屋敷智生×光島貴之〈みるものたち〉」が2025年6月4日から6月29日まで開催されます。
—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—
本展覧会では、全盲の光島貴之(みつしま・たかゆき)、色弱の中屋敷智生(なかやしき・ともなり)という独自の仕方で世界を捉える二人の美術作家を取り上げ、〈みる〉ということについてあらためて意識を向けてみる機会を作ります。
光島は、木板に連なって打ち込まれた釘の傾きや高低差によって街の姿を表現します。それは光島が白杖を使って歩いたり、日々生活する中で得たイメージを手ざわりという別の感覚に置き換えたものです。一方の中屋敷は、「遠くにあるものは小さく見える」「過去と未来を同時に見ることはできない」といった知覚の常識を解きほぐしながら、彼独自のトーンでモチーフに新しい存在の仕方を与えます。
本展覧会では作品に直接手で触れることができます。さまざまな感覚をひらいて鑑賞する体験は〈みる〉こととの新しい出会いをもたらし、私たちの共通(だと思っていた)認識の更新を促すでしょう。鑑賞者の中でより豊かな世界像が築かれていく未来に、本展覧会が寄与できればと願っています。
【関連イベント】
●トークイベント「世界を捉えることと描くことのあいだ」
日時:6月14日(土) 18:00~20:00
登壇者:光島貴之(本展出品アーティスト)、中屋敷智生(本展出品アーティスト)、杉浦幸子(武蔵野美術大学・教授)
司会:高内洋子
※手話通訳、文字通訳あり
●対話型鑑賞
※手話通訳あり
開催日:6月15日(日)
ファシリテーター:白鳥建二(全盲の美術鑑賞者/写真家)、光島貴之(本展出展アーティスト)
開催日:6月28日(土)
ファシリテーター:光島貴之(本展出展アーティスト)
開催期間 | 2025/06/04(水)~2025/06/29(日) |
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時間 | 11:00~19:00 |
休館日 | 火曜日 |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | 中屋敷智生、光島貴之 |
会場 |
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会場URL | https://bug.art/ |
詳細URL | https://bug.art/exhibition/crawl-takauchi/ |