田中一光ポスター展

田中一光ポスター展

グラフィックデザイナーとして、戦後日本の視覚文化の形成に大きな足跡を残した田中一光(1930-2002、奈良市生まれ)。そのポスターの仕事の中から選りすぐりの作品を紹介する。

田中一光は、京都市立美術専門学校卒業後、鐘淵紡績、産経新聞社でデザイナーとして活動を開始した。23歳で日本宣伝美術会(日宣美)会員になると、57年、拠点を東京に移し、63年に独立して「田中一光デザイン室」を主宰する。以後、東京オリンピックを始めとする数々の国家的行事や、セゾングループ、無印良品などのデザイン事業に関わり、海外でも多くの個展を開催するなど、国際的にも高い評価を得た。

田中のデザインの特徴は、日本の文化や伝統芸術と、戦後欧米のモダンデザインとの融合にあると言えるだろう。それは田中自身の美意識の発露であり、創作の原点であると同時に、終生一貫したテーマでもあった。ぜひこの機会に、田中一光の造形の魅力と、彼が目指した芸術の世界の深淵に触れてみてはいかがだろうか。

【関連イベント】
●ギャラリー・トーク
日時:4月23日(土)、5月28日(土) いずれも14:00~
会場:国立国際美術館 地下1階講堂
定員:130名
※参加無料

開催期間 2016/04/05(火)~2016/06/19(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~17:00(金曜日は19:00まで/いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし5/2は開館)
入場料 一般430円/大学生130円
参加アーティスト 田中一光
会場
  • 国立国際美術館
  • 大阪府大阪市北区中之島4-2-55
会場電話番号 06-6447-4680
会場URL http://www.nmao.go.jp/
詳細URL http://www.nmao.go.jp/exhibition/exhibition_b2.html