未年にちなみ、羊をはじめとする動物モチーフを扱った絵画・工芸の作品約70件がご覧いただける特別展「動物礼讃 ―大英博物館から双羊尊がやってきた！」が、根津美術館で開催される。

テーマは4つ。最初は、大英博物館や京都・泉屋博古館が所蔵する中国古代の青銅器の名品である。続いて、神仏に仕える霊獣たちを表わす仏教絵画、権威や吉祥の動物がテーマとなった水墨画や屏風絵、最後は茶会や日常生活の場に用いる品々を飾る動物たちが並ぶ。

世界にたった2つしかない「双羊尊」をはじめとする、館内外のコレクションから選りすぐった優品の数々を通じて動物に対する畏怖や憧れ、身近な動物の愛らしさなど多様な造形をお楽しみいただきたい。

【関連イベント】
●講演会1
「双羊尊 ―殷時代における揚子江流域の青銅器製作―」
日時：2015年1月18日　14:00～15:30
場所：根津美術館　講堂
定員：130名
講師：ジェイ・シュウ（許杰）氏（美術史家 サンフランシスコ・アジア美術館館長）
※中日逐次通訳付き
※要申込み

●講演会2
「中国古代青銅器の動物意匠 ―双羊尊を中心に―」
日時：2015年1月31日　14:00～15:30
場所：根津美術館　講堂
定員：130名
講師：廣川守氏（泉屋博古館 学芸課長）
※要申込み