DESIGNEAST 07

「デザインする状況をデザインする」ことを目的に、2009年に始動したDESIGNEAST。大阪を拠点に活動するデザイナー、建築家、編集者、研究者の5名の実行委員が中心となり発足したプロジェクトである。
これまで「social sustainability」「周縁と中心」「状況との対話」「場への愛」など毎年テーマを設定し、年に1回、国内外のゲストによるトークやワークショップ、映画上映、マルシェなどが渾然一体となる場を大阪にて創出。多様化するデザインをめぐる状況と向き合いながら、DESIGNEAST自体も変化を続けてきた。2014年からは、全国4ヶ所を移動した「CAMP(2014)」や、山口と大阪を行き来した「XO(2015)」のように、これまでの拠点型から移動・往来型のプロジェクトへと更新。全国各地の共同企画者とともに、地域のフィールドワークや食のリサーチなど、さまざまな試みを行った。
そして8年目となる2016年、「DESIGNEAST 07」のテーマは「MOBILITIES=移動」。人はもちろん、物資や情報の移動が可能になったことで、私たちの生活は劇的に変化している。観光のために移動する人々。複数の拠点を持って移動する人々。常に移動中の職業につく人々。集団移動せざるを得ない人々。バーチャルに移動する人々。スマホとともに移動する人々。とどまることをしらない今日の「移動」を前提とした社会は、デザインをどのように変えていくのだろうか。また、「移動する」デザインは、社会をどのように変えていくのだろうか。常に流動的で軽く、完成形が不定で、新陳代謝によって動的平衡が維持されるデザインとはどのようなものだろうか。
2016年、移民やテロが世界的問題となるなか、私たちDESIGNEASTは、この2年間、日本各地で議論し実践してきたことを糧に、テーマ「MOBILITIES=移動」について、ここ大阪で改めて考えてみたい。
【関連イベント】
●TALK01
日時:18:00~20:30(開場17:30)
登壇者:Maria Lisogorskaya[Assemble] ※通訳あり
ファシリテーター: 家成俊勝/水野大二郎
●TALK02
日時:16:00~18:00(開場15:30)
登壇者:開沼博(立命館大学准教授)+曽我部昌史(みかんぐみ)
ファシリテーター: 藤村龍至(RFA)/家成俊勝
●TALK04
日時:14:00~16:00(開場13:30)
登壇者:港千尋(写真家・著述家)/ドミニク・チェン(株式会社ディヴィデュアル共同創業取締役、NPOコモンスフィア理事)
ファシリテーター:多田智美/原田祐馬
※その他イベント多数。詳細は公式サイトをご参照ください。
開催期間 |
2016/09/17(土)~2016/09/19(月) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 11:00~21:30 |
休館日 | 会期中無休 |
入場料 | 1dayチケット:一般2,000円/学生1,000円 PIYチケット(Price It Yourself)10,000円~ |
会場 |
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詳細URL | http://www.designeast.jp/ |