革新の工芸 ― “伝統と前衛”、そして現代 ―

富本憲吉や松田権六ら「先駆者」が築いた、日本工芸の戦後の基盤である“伝統”は、昭和30年代頃、それを受け継いだ岡部嶺男らによる“伝統の工芸”と、オブジェ焼の八木一夫らの“前衛的な工芸”へと展開され、新世代の作家によって「革新」ともいうべきあらたな局面が生まれた。
本展では、その先人たちの芸術を新たな感覚で吸収した「現代」の工芸に焦点をあて、十四代今泉今右衛門や室瀬和美、草間喆雄や八木明ら、国内外で活躍する現代作家の多様な作品を紹介する。古典的な様式美や、伝承のわざによって確立された美しさの中に、新たな素材や、独自の技法を取り入れたその作品を通じて、日本の文化を豊かに彩る現代の工芸の様相を探る。
会場では、メインとなる「伝統の現代」と「現代の造形」の2章を、前述の「先駆者」「革新」の2章と対照しながら、陶磁、漆芸、金工を中心に、83名の作家の作品約120点を紹介する。
【関連イベント】
●アーティストトーク
場所:工芸館会場
※申込不要、参加無料(要観覧券)
中村錦平(陶芸家)
日時:10月9日(日) 14:00~15:00
八木明(陶芸家)
日時:10月30日(日) 14:00~15:00
●ギャラリートーク
日時:11月6日(日) 14:00~15:00
場所:工芸館会場
※申込不要、参加無料(要観覧券)
●タッチ&トーク
日時:会期中の毎週水・土曜日 14:00~15:00
場所:工芸館会場
※申込不要、参加無料(要観覧券)
開催期間 |
2016/09/17(土)~2016/12/04(日) ※イベント会期は終了しました
|
---|---|
時間 | 10:00~17:00(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、9/19、10/10は開館)、9/20、10/11 |
入場料 | 一般550円/大学生350円/高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料 |
参加アーティスト | 十四代今泉今右衛門、室瀬和美、草間喆雄、八木 明 他 |
会場 |
|
お問い合わせ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
会場URL | http://www.momat.go.jp/cg/ |
詳細URL | http://www.momat.go.jp/cg/exhibition/kakushin/ |