
KIITOアーティスト・イン・レジデンスの招聘作家として滞在制作を行ってきた写真家・長島有里枝。成果発表展「縫うこと、着ること、語ること。」が、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で開催される。
2015年10月以降、約半年にわたった滞在制作では、今春に東京で展示された、長島と彼女の母親が共作したテントと緩やかにつながる作品であるタープ(キャンプ用の日よけ)を、神戸に在住している彼女の私生活のパートナーの母親と共に制作している。タープの素材となる古着を集めるため神戸の女性たちに会った長島は、捨てたいのに捨てられない古着を所有する彼女たちの想いを聞きだし、それらを写真に収める。成果発表展ではタープと、滞在中に撮影された写真を構成し、インスタレーション形式の展示を行う。
近年、長島は自身の家族にまつわる記憶やその関係性を手がかりに、社会の日陰に隠れて埋もれてきた女性の創造性や、女性の持つ技術に光をあてた作品を制作してきた。本作は、神戸の女性たちとの共作によって、一歩大きく展開を試みた意欲作になっている。ぜひ、この機会にご覧いただきたい。
開催期間 |
2016/06/17(金)~2016/07/24(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 11:00~19:00 |
休館日 | 月曜日(ただし、祝日・振替休日の場合はその翌日) |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | 長島有里枝 |
会場 |
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お問い合わせ | 078-325-2235 |
会場URL | http://kiito.jp/ |
詳細URL | http://kiito.jp/schedule/exhibition/article/17007/ |