「第23回文化庁メディア芸術祭受賞作品展」が開催をきっかけにスタートする、新しい共同アートプロジェクト「ART MEETS TOKYO（アート ミーツ トウキョー）」が、9月27日まで開催。The Chain Museum、ライゾマティクス・アーキテクチャー、デビッドワッツによる共同企画で開催されます。

このプロジェクトは、これからの未来を担う現役の学生や、卒業してまだまもない若手作家を対象に、美術館やギャラリーといった空間とは違った日常的な空間で作品発表を行い、「社会や人との接点」や「新しい発見と価値」を創出する実験的プロジェクトです。作品ジャンルも、インスタレーションや映像、絵画、メディアアート、音楽、パフォーマンスなどジャンルにとらわれず、作家が持つ個の表現を優先させて、その場所でしか体験を来場者に提供するのが大きな特徴です。

記念すべき第1回目の開催となる展示会場は、2020年8月1日に渋谷に開業したホテル、sequence MIYASHITA PARKの5Fにあるレストラン＆バー「Dōngxī Restaurant & Sakaba（ドンシー レストラン & サカバ）」。表現方法の異なる5組の作家を選抜して、ソーシャル・ディスタンスによって生まれた空間を活用しながら、作品を店内に展示します。それぞれの作家が会場を調査し、作品プランの構想をした上で、食事を楽しみながら作品に触れ、いつもと一味違う日常を体験できる空間を用意しています。日常的な空間が作品の力によって、「小さくてユニークなミュージアム」へと変化し、この時代だからこそできる表現を、さまざまな方々と試行錯誤し、拡張し展開していきます。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋／一部編集》