ケンチクトークセッション「都市のパブリックをつくるキーワード」

ゲスト:大西 麻貴(o+h)

illustration:Mariko FUKUOKA illustration:Mariko FUKUOKA

青山のスパイラルにて、『ケンチクトークセッション「都市のパブリックをつくるキーワード」』を8月25日に開催します。

1985年に創業したスパイラルは、都市の公共空間について考え続けてきた建築家の槇文彦氏によって設計されました。民間の文化施設でありながら、人々が思い思いに過ごすためのエスプラナードと名付けられた立体的な街路空間を屋内に取り込み、特に目的がなくても自由に館内を歩き回り、そこで文化と出会うことが意図されました。

それから30年以上が経過し、私たちの暮らしを取り巻く状況は大きく変化しました。グローバル化やオリンピックに合わせた大規模な都市改造、高齢化や空き家の増加などと共に公共空間に期待される役割や、そのつくられ方、運営方法も変わってきました。住民参加のワークショップによって、地域住人の参加を促し、コミュニティ形成の核をつくる。住人のニーズをすくい取ることで集客力を高め、より良いサービスを実現する、などなど。加えて、センサー技術の向上やAIの普及は、都市のあり方を根本的に変える可能性も示しています。そのような多面的な変化を前に、今、改めて都市における公共空間としての建築について考えたいと思います。

連続講座「ケンチクトークセッション」では、RADの川勝真一さんをファシリテーターに、実際に各地の公共建築の設計に取り組んでいる建築家をお招きし、それぞれの実践を通した思考にふれながら、これからの都市に求められる公共空間のキーワードを探っていきます。第4回目となる今回はo+hの大西麻貴さんをゲストに、「物語のある風景が育むパブリック」をテーマとしてお話を伺います。

開催期間 2019/08/25(日)
時間 17:00~19:00(16:30開場)
休館日 開催中無休
入場料 一般 2,500円/学生 2,000円(税抜)
参加アーティスト 大西 麻貴、川勝真一
会場
  • スパイラルルーム(スパイラル9F)
  • 東京都港区南青山5-6-23
会場URL https://www.spiral.co.jp/access
詳細URL https://www.spiral.co.jp/topics/spiral-room/architecture_2019