東京の株式会社竹尾 青山見本帖にて、「かみと祈り -Paper Altar-『紙の仏壇』」が2023年10月27日まで開催しています。

本展では、紙の専門商社として紙の発展に寄与してきた株式会社竹尾と、京都の地で永きにわたり仏壇仏具製造を行う老舗、株式会社若林佛具製作所が、新プロジェクト「かみと祈り -Paper Altar- 『紙の仏壇』」の4作品（プロトタイプ）を初披露しています。

本プロジェクトは、竹尾のショールーム青山見本帖が紙の可能性を広げるべく、資材としての「紙」による製品の開発と継続的な流通を見据え、さまざまなメーカーと協業を進める「AOYAMA PRODUCT STOCK（青山プロダクトストック）」の第一弾です。また、若林佛具製作所は「手を合わせる心と文化を守る」ことを使命に、宗教や国、文化を超えてご先祖や大切な人たちへ祈りを捧げる時間を共にする製品の開発を推進しています。

この2社が初めてコラボレーションするにあたり、デザイナーの三澤遥と建築家の鬼木孝一郎を起用。両者は、宗教にとらわれず祈りという人の心のあり方や行動、故人への思いと自然に隣り合う暮らし方に向き合い、多種多様に存在する「紙」という素材だからこそできる形状や質感、「紙」ならではの祈りとの関係を表現しています。

新たな祈りの形の提案となるこれらの作品を、実際に手にとりご覧ください。