(I Wanna) Enjoy My Life More

ステンシルとスプレーワークで描画していくステンシルアート。ニューヨークのグラフィティアートに端を発し、90年代以降多くのクリエイターが多用した手法だが、その手法だけが持つポップさと味わい深さに着目し、ストリートカルチャーの文脈から捉えるのではなく、繊細な画力で日本的なモダンリビングにも溶け込みやすい独特な話法として活かし創作してきたのが赤池完介だ。
日常の風景や人物、静物など、彼の目に写ったものが驚くほど細かいナイフさばきでステンシルに加工され、多重的な色彩表現をもって平面に定着される。仕上がりはどこか工芸的な味わいを帯び、紙やキャンバスを超えてインテリアや衣類にまで展開。現在は南伊豆のアトリエを拠点に、より彼自身のルーツに向き合いつつ創作を続けている赤池は、さまざまな広告やイベント、雑誌などで作品が発表されるたび、その比類のない美意識が称賛を集めている。
本展は、約5年ぶりにGALLERY SPEAK FORが企画した個展だ。最近の表現活性化のもとには、活動再開したHi-STANDARDのライブや音楽があるという彼。その楽曲の歌詞からタイトルをひいている。風景を中心にサーフボードなど現在の生活環境や仕事からインスピレーションを得たものや、海の季節にマッチしたポップでノスタルジックな作品など、近作が中心に自薦の大小約30点が展示・販売される。また、手刷りのステンシルプリントによるシャツやバッグなども販売するほか、来場者の持ち込みアイテムにアートワークを刷るイベントなども予定されている。
開催期間 |
2018/07/29(日)~2018/08/08(水) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 12:00~19:00(最終日のみ18:00まで) |
休館日 | 会期中無休 |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | 赤池完介 |
会場 |
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会場電話番号 | 03-5722-9799 |
会場URL | http://www.al-tokyo.jp |
詳細URL | http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=760 |