
Courtesy of Toyota Municipal Museum of Art and MUIN-TO Production
文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家が海外の関係機関などで行う研修を支援する「芸術家在外研修(現・新進芸術家海外研修制度)」を1967年度から実施しており、すでに半世紀を経過した。美術分野では、そうした研修の成果発表の機会として1998年から「DOMANI・明日展」を開始し、今年度で第21回目となる。国立新美術館を会場に、天井高に恵まれた空間での大規模なグループ展で、文化庁による新進作家育成プログラムで海外に送り出した人材を、日本のアートシーンにプレゼンする機会になることを目指している。
本展は、「元号と西暦のはざまで」もしくは「平成の終わりに」をサブタイトルに、国立新美術館の豊かな空間を生かし、研修を終えて比較的時間の浅いフレッシュな作家たちのショーケースとなるよう作家のラインナップを組んだ。「DOMANI・明日展」にとっても「平成」時代最後の開催となるが、昭和50年代に生まれ、平成時代に表現者を目指した9作家による、「元号」(日本)と「西暦」(海外)を往還しつつうまれた表現を並置する機会となる。あわせて、文化庁が所蔵する現代美術作品から、イタリア・フィレンツェでの滞在制作経験を持つ三瀬夏之介をゲスト作家に迎える。
開催期間 |
2019/01/23(水)~2019/03/03(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00~18:00(金・土は20:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 火曜日 |
入場料 | 一般1,000円/大学生500円 |
参加アーティスト | 加藤翼、川久保ジョイ、木村悟之、志村信裕、白木麻子、蓮沼昌宏、松原慈、村山悟郎、和田的、三瀬夏之介 |
会場 |
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会場URL | http://www.nact.jp/ |
詳細URL | http://domani-ten.com/ |