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ぼくのつくった書体の話
活字と写植、そして小塚書体のデザイン
毎日新聞書体、新ゴ、小塚明朝・ゴシック……
誰もが目にしたことのあるであろう書体をつくってきた小塚昌彦氏の、初めての著書。
日本人の多くが目にしているであろう、数々の書体をつくってきたタイプデザインディレクター小塚昌彦氏。デザインを学ぶ人、関わる人なら知らない人はいない有名書体を手がけてきた小塚氏の初の著書。18歳で毎日新聞に入社して金属活字の鋳造やデザインを手がけ、以降開発してきた写植やデジタルフォントには、どんなデザインコンセプトが込められていたのか。書体デザインの知識や歴史にもふれながら、66年にわたり第一線で長く活躍してきた著者だからこそ語れる実践的な話と、タイポグラフィへの思いを、豊富な写真・図版とともにまとめている。
【目次】
- 序章 書体デザインとの出会い
- 第1章 毎日新聞で活字をつくる
- 活字とはなんだろう/戦後の新聞社の試み/母型製作と組版の機械化 ほか
- 第2章 毎日新聞の書体をつくる
- 書体デザインという仕事/写植の普及と母型課の解散/新聞文字拡大合戦 ほか
- 第3章 タイポグラフィの理論を学ぶ
- 書体デザインの理論的展開/ユネスコのプロジェクトに参加 ほか
- 第4章「 新ゴ」の誕生
- 毎日新聞からモリサワへ/「新ゴ」の開発に向けて/デザインコンセプト
- 第5章 小塚明朝とゴシックの思想
- 書体デザインの新しいツール/制作プロセス/小塚書体の新しい提案 ほか
- 終章 書体デザインの未来へ
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