|
|
Interview :
INDUSTRIELLE社 アートディレクター
Jérôme LART(ジェローム・ラール)氏
INDUSTRIELLE社は、1998年に設立した南仏に拠点を置くプロダクトエディターである。
毎回、メゾン&オブジェにも積極的な展示方法をする。阿部さんの商品では、COLORATURAトレーとパーティーマットを商品化した。
筆者 : Masayo AVEとの出会いはいつですか? どんな印象を持たれましたか?
ジェローム・ラール氏 : 時間(とき)というパラメーターを超えた出会いでした。
筆者 : ラールさんは、ご自身がデザイナーでありながら、フランスのデザイン界で最も急成長をしているINDUSTRIELLE社のアートディレクターに就任されていますが、INDUSTRIELLE社から商品化される時の選択基準は何でしょうか? また、その基準で、Masayo AVEのCOLORATURAを商品化されたのだと思いますが、商品のどのような点に魅力を感じられましたか?
ラール : :「光」に勝る仕事のエネルギーは無いでしょう。COLORATURAは、アイディアと制作過程にポイントがあります。
筆者 : 造形が持つデザインの美は、売り上げの数字と関連すると思いますが、COLORATURAを販売されてからの消費者(特にフランス人)の反応はいかがですか?
ラール : :私は基本的にアマチュア消費者をターゲットにしており、各商品は各々に潜在的な魅力を持ち合わせています。またマーケティング、広告、ビジネスプランの要因に囚われない、ゆとりのある商品の展開を求めています。Masayoの商品に限らず、“フランス人消費者”という考え方はもはや存在せず、国際・ローカルといった“消費者スタイル”があるように思えます。
筆者 : 近い将来、Masayo AVEとプロジェクト展開をされるご予定はありますか? もしくは、どのような商品を展開していきたいですか?
ラール : :弊社も6周年を迎えますので、もちろん検討中です。
筆者 : 一言でMasayo AVEを表現する言葉は?
ラール : 「繊細さ」です。
※2003年11月、メールにてインタビュー
|
|
|
【 9 】
【 10 】 coloratura party-tray ©industrielle 提供
【 11 】 coloratura party place mat ©industrielle 提供
|
|