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第16回 (3)
Masayo Ave in France ── 後編




Interview :
INDUSTRIELLE社 アートディレクター
Jérôme LART(ジェローム・ラール)氏

INDUSTRIELLE社は、1998年に設立した南仏に拠点を置くプロダクトエディターである。 毎回、メゾン&オブジェにも積極的な展示方法をする。阿部さんの商品では、COLORATURAトレーとパーティーマットを商品化した。

筆者 : Masayo AVEとの出会いはいつですか? どんな印象を持たれましたか?

ジェローム・ラール氏 : 時間(とき)というパラメーターを超えた出会いでした。

筆者 : ラールさんは、ご自身がデザイナーでありながら、フランスのデザイン界で最も急成長をしているINDUSTRIELLE社のアートディレクターに就任されていますが、INDUSTRIELLE社から商品化される時の選択基準は何でしょうか? また、その基準で、Masayo AVEのCOLORATURAを商品化されたのだと思いますが、商品のどのような点に魅力を感じられましたか?

ラール : :「光」に勝る仕事のエネルギーは無いでしょう。COLORATURAは、アイディアと制作過程にポイントがあります。

筆者 : 造形が持つデザインの美は、売り上げの数字と関連すると思いますが、COLORATURAを販売されてからの消費者(特にフランス人)の反応はいかがですか?

ラール : :私は基本的にアマチュア消費者をターゲットにしており、各商品は各々に潜在的な魅力を持ち合わせています。またマーケティング、広告、ビジネスプランの要因に囚われない、ゆとりのある商品の展開を求めています。Masayoの商品に限らず、“フランス人消費者”という考え方はもはや存在せず、国際・ローカルといった“消費者スタイル”があるように思えます。

筆者 : 近い将来、Masayo AVEとプロジェクト展開をされるご予定はありますか? もしくは、どのような商品を展開していきたいですか?

ラール : :弊社も6周年を迎えますので、もちろん検討中です。

筆者 : 一言でMasayo AVEを表現する言葉は?

ラール : 「繊細さ」です。


 ※2003年11月、メールにてインタビュー





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【 9 】

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【 10 】 coloratura party-tray ©industrielle 提供

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【 11 】 coloratura party place mat ©industrielle 提供




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