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2日目、見本市会場へ向かった。あいにくこの日から、天候は下り坂へと向かっていった。入場のチケット売り場も長蛇の列。1日券で18ユーロ(約2,350円)。結構な値段である。モダンデザインのブースを一通り回る。いろいろなテープ素材を使用した椅子やデッキチェアーが目に入る。その他は、以前のモデルに何かを付け加えたもの、椅子の坐面のプリント柄を変えたものなど、既成のモデルにちょっとアレンジを施したものに目がつく。 【 写真 10、写真 12、写真 13、写真 14 】
その中でカルテルは、お得意の透明シリーズを展開。フィリップ・スタルクのLouis Ghost〈ルイス・ゴースト〉は、バロック調の椅子の背部分にゴーストのようにクマなどのプリントが薄く浮かび上がる椅子 【 写真 16 】 。同じくフィリップ・スタルクデザインのMademoiselle〈マドモアゼル〉のアームチェアーは、脚部の透明なポリカーボネートとシートカバーに、鮮やかなチャイニーズの花柄。シート部分に適度なクッション製のある椅子で、多彩な場所で使用が可能だ 【 写真 11、写真 15 】 。Feruccio Laviani〈フェルッチオ・ラヴィアーニ〉の照明は、バロックのクラシカルさと軽いモダンを感じさせる軽やかな照明である 【 写真 17 】 。カルテルは、ミラノ市内のショールームよりこの見本市会場の方が断然賑わいも見せる。透明素材をそれぞれのアイテムで使い、独自のワールドを見せてくれた。
※ 写真10〜17、見本市会場にて開催されていたものより
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