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場所をミラノの中心地に移す。B&B〈ビー&ビー〉、Cassina〈カッシ−ナ〉、e De Padva〈エ・デパドパ〉などのショールームが集まるSan Babila〈サンバビラ〉地区に向かう。今年はB&Bも見本市会場での出展を取りやめ、ショールームのみの展示となった。その為ショールーム内には人・人・人で溢れ返っていた。隣にあるカッシ−ナのショールームは、惑星の中を思わせる色彩の空間のなかに宇宙人がいたりと、いつもと違う趣向を凝らしていた 【 写真 6、写真 7、写真 8 】 。
見本市の会場よりは、それぞれのメーカーの意向にあった展示方法や空間構成が取りやすいショールームでの展示の方が、来場客に見せる為には断然効果的だ。お祭りの見世物のような要素だけが先走りしなければ、フオーリ・サローネの方が興味深いのは当然のことである。今後も、ますます見本市会場を離れ、独自の場所にて開催するところが多くなるのは必須であろう。見本市会場では業者関係の人を多く見かける一方で、外の会場で開催されている所には、学生やデザイナーを初め、一般の人たちもがデザインを愛でるために足を運ぶ。
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