
|

|

|

東京藝術大学


「KLAPPEN」

長濱 光 / デザイン

私たちは、たくさんの既製品に囲まれて生活しています。それらのほとんどが、既に形が決まっているものです。
わたしは、そういった既製品をもっと身近なものにしたい、よりオリジナルなものにしたいと考え、一つの平面が折る事によって変化し立体になる『入れ物』を制作しました。
折り目は既に決まってはいるものの、手にした人のおり方の違いによって形は変化し多様化します。
それは、その人自身が見つけた形です。
説明書や、やり方などは基本的にはありません。
オリジナルな形を真似たいときは、折った作者に聞くか、自分で捜し出すしかありません。
作者に聞けば、人と人との直のコミュニケーションが生まれます。
自分で捜し出せば、また他の形も発見するかもしれません。
今回は、洋服と同じように、手にした人がいなければ形作れないものをつくりました。

|
|
|

|