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桑沢デザイン研究所


人工肛門袋『STOMA』

板橋陽子 / スペースデザイン

病気で腸などを取ってしまった人は肛門から便を催せないため、排泄物が対外に出るように、切った腸を体の外に出す手術を行います。人工的に作られた排泄口をSTOMAといいます。そこに便を催すためのSTOMA袋をつけます。
私はもっとSTOMA使用者が暮らしやすい社会になればいいと思います。そのためには認知度を高めることが第一だと思います。使用者が気楽に友人や家族に見せてしまえるような、気分によって選べるような、そしてお店の下着売り場で売れるようなSTOMA袋のケースを考えました。
健康状態を見るからといって透明なのはおかしいと思います。STOMA袋自体に手を加えるのではなく外からケースとして取り付ければ、本来の機能も失わずにすむのではないかと思います。

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