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プロフェッショナルなデザイナーの育成を目指す本学の教育は、極めて実践的である。
1、2年の基礎課程から3、4年の専門課程まで、一環した作品課題を用意しており、学生達は教室や工房で納得のいくまでデザイン作業に集中する。専任教員はそれぞれが専門性をそなえ、スペシャリストとしてデザイン教育や研究の指導にあたっている。デザイン科の卒業生は2,000名を超えており、国内の様々なデザイン領域において、また海外において活躍している。さらに、デザインを高度に追求する場として修士課程、博士課程を設け、デザイン教育と研究の水準を不断に引き上げている。
本学の立地する金沢は、歴史的環境とモダーンな環境が隣りあい、海山川の地形的特性と四季の変化が明瞭な45万人都市である。全国から集まった若きデザイナーの卵たちは、現在が過去と未来の接点にあることを、金沢の生活をとおして自然に学ぶことになる。視覚、製品、環境デザイン3専攻の卒業制作には、時代や社会、生活文化を肌で感じ、それを豊かに表現するリアリティーの高い作品が多くを占めている。
学部・学科構成
美術工芸学部
デザイン科

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・視覚デザイン専攻
全体として可能性が感じられる作品群として構成されており、着物、アロハシャツ、エディトリアル、ディスプレイ、映像など、1人1人が自分の世界観を活かせる表現や素材を吟味し制作に取りんだ。学部20名、修士1名。

・製品デザイン専攻
明解で力の入った作品が提案され見ごたえのある会場となっている。インターフェースからの製品企画とデザイン、ユーザーの現場からのデータを総合したユニバーサルデザイン、こどもの遊びの場から発想した遊具デザインなどそれぞれが具体的であるとともに新たな魅力を提示している。学部19名、修士1名。

・環境デザイン専攻
今年度は、住空間におけるコミュニティの構築及び街なかの再生等に、すぐれた作品が多かった。その他、色彩環境の研究から商業施設をとらえた計画や廃坑になったトンネルの再利用等独自の視点を大切にした作品とともに学部20名、大学院2名の展示となった。

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2003年2月26日(水)〜3月2日(日)
金沢美術工芸大学内 http://www.kanazawa-bidai.ac.jp/
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視覚デザイン専攻


製品デザイン専攻


環境デザイン専攻
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