ハイテクノロジーと表裏一体のこれら領域に対して、喜多俊之氏の手がけた新しいネイルケア用品や著名な料理人の名を冠した包丁などを出展した貝印、深澤直人氏の力を得た「デザイン・シヤチハタ」を見事なトータリティで示したシヤチハタなどのデザインは、長い時間をかけて築かれた人ともの・企業ブランドとの関係をさらに深化させるものだと言えるだろう。
トヨタのi-REALは同社が研究を進めるパーソナルモビリティの最新バージョンである。前モデルのi-unitよりも省スペース化が図られつつ、ドライバーへの刺激も加味された個人の移動のための新提案として関心を集めていた。
さらに、大型液晶テレビをコアに映像を愉しむライフスタイルを演出するラックのプロトタイプを出展したビクター、
自由度の高い空間設計のマンションSTYIMを印象的なオブジェにしたアスコットのように空間性をメインテーマにした展示もあれば、
話題の薄型テレビWoooをベースにマジカルな映像美をインタラクティブに伝えた日立、
カットモデルで特徴ある水流を見せたTOTOのネオレスト、
グッドデザイン金賞に輝くITOKIのオフィスチェア「スピーナ」に来場者が次々と腰掛けてそのメカニズムを実感するなど、
会場には実に多くの発見や提案性が満ちていたように思えた。
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KITA's グルーミングキット(仮称/貝印) |
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ネームペン SIGN(シヤチハタ) |
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i-REAL(トヨタ自動車) |
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液晶テレビ WoooUT(日立製作所) |
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スピーナ(イトーキ) |
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ネオレスト ハイブリッド(TOTO) |
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