ストックホルムの南地区ソーデルマルムは、若手アーティストやデザイナーのタマゴたちが多く住んでいる地区。新しいデザインショップやギャラリーもよくオープンする活発な街だ。アートギャラリーが至るところにあり、中世のたたずまいが残されたエリアが、そのままアーティストたちのアトリエになっている。デザインショップやギャラリーの多いストリートの他、ストリートそのものがギャラリーになっているところもある。そんなソーデルマルムの中で最もアーティスティックなストリートが、カタリーナバンガータ(Katarina Bangata)である。ソーデルマルムの中心に南北に通っているヨートガータン(Gotgatan)の真ん中あたりから南東の水辺近くまで伸びているストリートだ。ストリートは並木道になっていて、木々の間にオブジェが置かれている。石でできたベンチが多いが、これがベンチか?と思うようなものもある。高い並木の下を歩いているだけでも気持ちがいいが、それに加えてユニークなオブジェが目を楽しませてくれる。
また、カタリーナバンガータでは8月から10月の土曜日に、産地直送市場が開かれる。2年ほど前から始まった市場であるが、去年までは8月のみの開催であったのが、今年は8月から3ヶ月となった。評判が評判を呼び、ソーデルマルム在住のソーデルボーだけでなく、車でわざわざ乗り付けて来る人も多い。採れたてのオーガニック野菜は大変な人気で、開店前の10時からすでに長蛇の列になる露店もある。各露店のディスプレイも見もので、買い物がなくてもただ見て歩くだけでも楽しいひと時である。とは言っても採れたてのオーガニック野菜の味は格別で、多少並んだとしてもぜひ手にいれたいものである。野菜の他、ハチミツや手作りジャム、花や鉢植えなども売られている。
12月には産地直送市場がクリスマスマーケットになる。クリスマスの時期にしか味わえない温かいワインのグロッグや手作りのジンジャークッキーなどが並び、寒さも吹き飛ばしてくれる憩いの場所となる。
写真提供 Peter Bruselid
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