JDN / 2005 ミラノサローネ速報 / 桐山登士樹+磯部由佳〜分析編〜

桐山登士樹+磯部由佳 : Milano Slone 2005 Report ! 〜分析編〜

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新しい発想や試みによって、様々なデザインが発表されていた。デザイナーの自己満足を感じることも少なくないが、本当に人を幸せにするデザインに出会えた時は、心があたたまる。

『　ネオクラシック・デコラティブ　』

近年続いていたデコラティブな流れが加速した。バロックやロココのシルエットやパターンを、デザインの一部に取り入れたり、現代のマテリアルと融合させる手法が極端に多かった。実用的ではないものも多く、実際に市場に出回るかは別問題だが、どのメディアもこの流れを取り上げ、人々の注目度は高い。

zanotta
design : Noe Duchaufour Lawrance

moooi
design : Piet Hein Eek
photo : Erwin Olaf

cappellini
design : Marcel Wanders

Kartell
design : Patricia Urquiola

sawaya&moroni
design : Christian Ghion

『　構造的なデザイン　』

一方で目に付いたのが、構造そのものがデザインになっていたり、強度を持たせるためのラインを敢えて見せるデザインのもの。
それらにかかる力がどう支えられるのかが見れるようで、物理的な面白みを感じる。

MAGIS
design : Kostantin Grcic

MAGIS
design : Marc Newson

Derin
design : Aziz Sariyer

driade
design : Christophe Pillet

『　変型・収納　』

用途によって、くっつけたり、離したりして、形状を変えることができるもの。限られたスペースや、変化する環境で使用されることを考えた、ユーザーの視点に立ったデザイン。

Kartell
design : Piero Lissoni

Derin
design : Aziz Sariyer

FIAM
design : Rodolfo Dordoni

BERNINI
design : Franco Poli

BERNINI
design : Naghi Habib

『　有機的　』

新たな傾向ではないが、有機的な体を包むようなデザインは豊富だった。
著名なデザイナーの作品が多い。

ALIAS
design : Alfredo Haberli

Cassina
design : jean marie massau

Kartell
design : Antonio Citterio

driade
design : Ron Arad

MAGIS
design : Ron Arad