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サローネサテリテ参加レポート

訪問3度目の今年、初の出展を果たした藤原敬介。展示した照明器具が『ABITARE』誌のサローネ・ベスト10デザインに選ばれるなど、確かな手応えもあったようです。独立後1年を経過した心境とともに、サテリテ出展の感想を語ってもらいました。

会場風景 会場風景
会場風景 藤原ブース
上左・右;サテリテ会場への通路、
下左;サテリテ会場の中央、休憩スペースなどになっている、下右;来訪者の質問に応える藤原、自身のブースにて

期間;2002年4月10〜15日
場所;イタリア・ミラノ

JDNでのミラノ・サローネ関連記事(概要、個展、トレンドなど)
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/JDNREPORT/salone02/


■サローネサテリテに参加して…
 

チタン椅子 「BONDS」
チタンプレート加工陽極酸化法仕上



照明器具 「SOSA」
スチール加工メラミン焼付塗装仕上



照明器具 「january,february,march,april,may,june,july,august,
 september,october,novembe r,december」
澱粉3Dプリンター出力仕上
  ミラノサローネを訪れたのは今回で3度目です。今回は自らの作品の出展ということで、過去2年とは大きく意味が異なっていました。
そもそもサローネに参加してみたいと思った理由は、自分の作品がどういうものなのか、世界的な視点で感じてみたかったからです。日本での作品発表では、こうした視点を味わうことはできません。

いざフタを開けると、サテリテとはいえ、ビジネスのチャンスを得る場所として考えている参加者が、大半を占めている現状に圧倒されました。
自分の作ったものを徹底的にプレゼンテーションしている彼・彼女らの姿は、エネルギーに満ち溢れていました。
私も、朝10時から夜の7時半までブースに立ち続け、来る人来る人にプレゼンテーションを行ったのですが、正直なところ過酷な肉体労働とも言えるものでした。体力に自信のあるはずの自分も、初日を終えた時には、これが後5日続くことを考えると、先が思いやられてしまいました。
ビジネスの場としては考えていなかった自分に気づき、「場違いな所に来てしまったのか」とさえ感じてしまうほどでした。

このように戸惑いながらも過ぎていった6日間の会期でしたが、ミラノサローネの醍醐味とでも言うべき感動を得る機会もありました。
しっかりと見てくれる人がいること。また、評価してくれる場があること。ミラノサローネ最大の魅力はここにあるのではないでしょうか。
夢に溢れた不思議でエキサイティングな時間でした。

独立して1年が経ちました。私にとっての今回のミラノサローネは、自分自身の現在の立ち位置と方向性を見つめ直すことができた貴重な機会となりました。今後のデザイン活動にあたって、参加した意義は非常に大きかったと、強く感じています。

藤原敬介 

 
1968年東京都生まれ
1992年武蔵野美術大学 インテリアデザイン科卒
1992年(株)スタジオ80入社
同社チーフデザイナー
2000年12月 同社退社
2001年1月 渡英
ロン・アラッド・アソシエイツ在籍
2001年4月 帰国後、藤原敬介デザイン事務所設立
2001年7月 「JCD(日本商環境設計家協会)デザイン賞2001」優秀賞受賞
2001年11月「DESIGN WAVE2001」デザイン賞受賞
2002年現在、イッセイミヤケ・プリーツプリーズの店舗デザインを手掛ける
2月 東京、京都、フランス・パリなどの各新店舗オープン

藤原敬介デザイン事務所
〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-10-15
tel. 03-5791-5791 fax. 03-5791-5792
e-mail. fujiwara@keisukefujiwara.com
http://www.keisukefujiwara.com/

今年のミラノ・サローネ期間中に発行されたデザイン誌『ABITARE』の臨時号(タブロイド誌のような体裁で期間中毎日発行された)での「Top Ten Design」10位に照明「SOSA」が選ばれている。日本人では8位の吉岡徳仁と藤原のみ(サテリテからは藤原のみ)。


1/2 サテリテブース向こう三軒両隣


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