リスキリングおすすめ講座 6選 Webデザイン・UX/UI編【2025-2026年】

リスキリングおすすめ講座 6選 Webデザイン・UX/UI編【2025-2026年】

近年、「リスキリング」という言葉が身近なものとなり、新しい知識やスキルの修得を意識する人は、ますます増えてきているのではないでしょうか?

本記事では、Webデザイン・UX/UIの分野を学ぶことができる、社会人にもおすすめのスクールを紹介します。本気でWebデザイナーやUX/UIデザイナーを目指したい人や、業務にWebデザイン・UX/UIの視点を取り入れたい人など、さまざまなニーズにこたえるカリキュラムが用意されているので、ぜひチェックしてみてください。

※本記事で紹介している内容は、記事の公開日時点の情報です。
※受講をご検討の際は、必ず公式ホームページで最新の情報をご確認ください。

東京デザインプレックス研究所「UX/UI総合コース」

東京デザインプレックス研究所は、次世代のプロフェッショナルデザイナーを育成する「東京発コンテンポラリーデザインの複合型教育機関」です。「UX/UI総合コース」は、国内最先端のUX/UI設計スキル(調査・要件定義・情報設計・検証など)を基礎から実務レベルまで学び、即戦力となるUX/UIデザイナーを養成します。

授業では、Figmaなどのデザインツールを使用し、インターフェースデザインやインタラクションデザイン、情報設計、ナビゲーションデザインなどについて学べます。また、UX/UI設計手法や、ユーザー体験価値を最大化するプロダクト設計(Web/iOS/Androidアプリケーション)を体系的に学習。

カリキュラム全体を通して「人間中心設計(HCD)・行動経済学・人間工学・感性工学」の理解を深め、組織のミッション・ビジョン・バリューを言語化/可視化して浸透させていく「インナーブランディング」についても学びます。100%現役プロの講師による対面形式の授業は、一人ひとりに指導が行き届く少人数制で、カリキュラムは実践重視。短期間で未経験者のデザイナー就職や、デザイン経験者のスキルアップを目指せます。

就転職サポートも充実しており、就活方法からポートフォリオ制作、キャリア設計を個別に指導してくれるのも嬉しいポイントです。そのほか、各業界からトップクリエイターを講師に迎え、10項目のデザインの真髄(コンセプトデザイン、ソーシャルデザインなど)を学ぶワークショップ形式の特別授業「プレックスプログラム」は、2年間、約80プログラムを無料で受講できます。

東京デザインプレックス研究所「UX/UI総合コース」
受講期間:6カ月、110時間(44コマ)、平日夜クラス・土曜クラス・日曜クラス
費用: 学費総計616,000円(税込)※専門実践教育訓練指定講座で最大給付額492,800円
https://www.tokyo-designplex.com/?ID=ab&bd&w&00077

Fullme「WebDesign セットコース」

デザイン学習特化型オンラインスクール「Fullme」の「WebDesignセットコース」は、未経験からWebデザインを体系的に学べるオンライン講座です。教材制作と添削を担当する「ingectar-e」は、40冊以上のデザイン書の制作やブランディング、グラフィック、Webなど多様な分野でデザインをおこなう会社。専門的な内容をわかりやすく伝えるデザイン書を数多く手がけており、そのノウハウを活かし、受講生が理解しやすいカリキュラムと実践的な教材を制作しています。

レイアウトやフォント、配色などの基礎理論から、情報整理、ワイヤーフレーム設計、バナー・LP・Webサイトの制作までを段階的に学習できます。カリキュラムは初級・中級・上級の3段階で構成され、初級ではバナーやLPの制作を通して基礎を学び、中級ではSP版を含むサイトデザインを制作します。上級では、より高度なサイトデザインとポートフォリオ制作に取り組みます。

授業は1レッスン15分〜1時間程度の動画で構成され、初級26レッスン・中級28レッスン・上級30レッスンの全84レッスン。実践授業が多く、合計20点のデザイン制作に取り組みます。そのうち4点は受講生がゼロから制作するオリジナル課題で、講師の添削を受けながら完成度を高められます。

授業はすべてオンライン完結・オンデマンド型で、社会人や学生、子育て中の方など、それぞれの生活スタイルに合わせて、好きな時間・場所で学習を進めることができます。未経験からデザイナーを目指す方をはじめ、他スクール修了後にデザイン力をさらに高めたい方、表現の幅を広げたい現役デザイナー、コーディングスキルを持つコーダーやエンジニアがデザイン理解を深める目的で学ぶなど、幅広い層に受講されています。

Fullme「WebDesign セットコース」
受講期間:<学習目安期間>3~5カ月 <コースの受講期限>コース購入日から1年間
費用:税込172,000円
JDN読者限定クーポン:JDN_Fullme
※上記クーポンコードで1万円オフの受講が可能(無料会員登録で一部授業の体験も可能)
※2026年12月31日まで有効、1人1回までどのコースでも利用可能
https://fullme.jp/?utm_source=jdn&utm_medium=referral&utm_campaign=webdesign_feature_2025

デジタルハリウッドSTUDIO「Webデザイナー専攻 UIデザインスペシャリストプラン」

デジタルハリウッドSTUDIOの「Webデザイナー専攻 UIデザインスペシャリストプラン」は、未経験からでも実務レベルのWebデザインスキルとUIデザインの専門知識を体系的に学ぶことができます。

デザインの基礎からコーディング、UI設計までを一貫して学び、制作課題や卒業制作を通じて、UIデザイナーとして“現場で通用するスキル”を身につけられます。UIデザインに特化したカリキュラムで、ユーザー体験を意識したデザイン力を実践的に学習できるコースです。

通学とオンラインを組み合わせたハイブリッド学習のため、仕事や学業と両立しながら、自分のペースで受講が可能。マンツーマンの個別トレーニングもあります。また、キャリアサポートは卒業後も永年的に利用でき、転職・独立・フリーランスなど、ライフステージに合わせて何度でも相談可能です。

目玉のひとつは、AIと共に学ぶ「AIネイティブ・ラーニング」。デジタルハリウッドがneoAIと共同開発をしたクリエイティブ教育特化型のチューターAI「Ututor(ユーチューター)」を活用し、いつでもどこでもフィードバックを受けられます。わからない点をすぐに質問できるため、効率的に学習を進められ、モチベーションも維持しやすい環境です。AIと共創しながら、自走力のあるクリエイターを目指します。

企業や現役クリエイターと直接交流できる特別講義「ワークアウトプログラム」も特徴のひとつ。現場で活躍するプロから、リアルな仕事の進め方やクリエイティブに重要な考え方を体験できます。ネットワークづくりや自身の将来のキャリア形成のヒントにもなる貴重な機会です。また、経済産業省認定の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」「第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル講座)」)のため、要件を満たせば国の受講料補助を利用可能です。

デジタルハリウッドSTUDIO「Webデザイナー専攻 UIデザインスペシャリストプラン」
受講期間:9カ月
費用:755,700円 (税込)
https://school.dhw.co.jp/school/shibuya/event/webuidesignspecialist.html

東洋美術学校「夜間部グラフィックデザイン科」

2026年5月で創立80周年を迎える、歴史と伝統のある東洋美術学校。夜間部グラフィックデザイン科は、今日のデザインに求められる視点や基礎教養の理解にはじまり、それに基づいた「グラフィックデザイン」の発想力・造形力・展開力、Webデザインの基本知識を学び、制作業務で用いられるIllustratorやPhotoshop、figmaなどのオペレーションスキルを習得できます。

働きながら学びたい方や、大学・専門学校とのダブルスクールを考えている方に向いており、限られた時間の中でも実践的なカリキュラムでデザインの基礎から応用までを効率よく学べます。現役デザイナーが講師を務め、学生一人ひとりの目標に合わせた丁寧な指導を実施。仕事や学業と両立しながら、将来に活かせるデザイン力を身につけたい方におすすめです。

知識が深まってくる後期からは、Web専攻とグラフィック専攻に分かれて自分の伸ばしたい特性をさらにスキルアップしていきます。Webデザイン選択ではWebデザインに必要なHTML5、CSS3などの知識とともに、Figmaを使ったプロトタイプの制作やノーコードWeb制作プラットフォームのWix Studioを使ったWebサイトのつくり方を学べます。そのうえで、グラフィックデザイン、Webデザインに関わる業界への就職・転職、独立、副業でのデザイン制作を目指します。

同校のキャリア支援部には、国家資格キャリアカウンセラーを有しているスタッフが在籍していて、在学中に学んできたことを活かしてどんな進路に進みたいかを直接相談することが可能。ほかにも、履歴書の書き方から添削、アドバイス、面接指導や社会人マナーの指導もおこなっています。

東洋美術学校「夜間部グラフィックデザイン科」
受講期間:2026年4月〜2027年3月
費用:330,000円(入学時合計金額)
※入学金、教育充実費等、前期授業料など諸経費込み(後期授業料は別途)
https://www.to-bi.ac.jp/dept/nd/

専門学校 東京テクニカルカレッジ「Web動画クリエイター科」

半世紀以上の歴史を誇る総合学園・小山学園が母体にある専門学校「東京テクニカルカレッジ」。同校の「Web動画クリエイター科」は、Webデザインと動画編集の双方を基礎から実践まで実習を通して体系的に学び、卒業後は即戦力となるクリエイターを育成します。

Webデザイン分野では、PhotoshopやIllustratorによるビジュアル制作からHTML/CSS、UX/UI設計までを習得。ユーザーを惹きつける魅力的で使いやすいサイト構築を実践的に学びます。さらに動画編集分野では、Premiere ProやAfter Effectsを活用し、企画から編集までを体系的に修得。最終的にはミュージックビデオや観光PRなど多様な作品制作に挑戦します。

独自の教育システムである「コヤマ式教育システム」が特徴で、「わかる」から「できる」を目指します。授業ごとの小テストや一人ひとりに合わせた補習で理解を深め、苦手を残さず基礎をしっかり定着。デザインツールや編集ソフトの操作も、確実に「できる」に変えていきます。授業の半分は実習で、課題解決型プロジェクト(RJP)ではWebサイトや動画コンテンツの企画から制作までを仲間と協力しておこない、実践的な課題に挑戦。

クリエイティブ現場に直結する実力を養うため、就職率・早期内定率ともに高く、希望のWeb・映像業界に入ることをサポートしてくれます。連携企業からの求人やインターンシップも豊富で、一人ひとりの進路に合わせた手厚い支援体制が整っています。

また、社会人やキャリアチェンジを目指す方には、学びの負担を軽減できる「教育訓練給付金制度」を活用いただけます。本制度は、雇用保険の被保険者(または被保険者であった方)が、厚生労働大臣の指定を受けた講座を受講・修了した際に、支払った学費の一部が支給される仕組みです。在職中の方はもちろん、離職後に再就職を目指す方も利用できる制度で、「学び直し」を経済的にサポートします。

専門学校 東京テクニカルカレッジ「Web動画クリエイター科」
受講期間:2026年4月~2028年3月
費用:1,365,000円(1年次)※入学金、授業料、諸費用込み
https://tec.ttc.ac.jp/departments/it-game-web/web-visual-creator/

岩崎学園 情報科学専門学校「Web技術科Webデザイナーコース」

神奈川県横浜市にあるコンピュータ、ビジネスの専門学校「岩崎学園 情報科学専門学校」では、「Web技術科Webデザイナーコース」を開講しています。

企業やサービスの「顔」ともいえるWebサイトを、見やすく・使いやすく・目的を達成できるサイトとして制作するために、実践的な授業を通してスキルを磨きます。Webデザイナーの仕事は、サイトの企画やデザイン、運用など多岐にわたるため、本コースではWebデザインだけでなく、ITの基礎知識やマーケティングについても学びます。

HTMLやCSS、JavaScriptをはじめ、Photoshop・Illustrator・Premiere Proなどのデジタルツールを幅広く習得し、魅力的で使いやすいWebサイトを制作できる力に加えて、バックエンドと連携したフロントエンド開発も考えられるようになります。

Webデザイナーの就職活動で重要となる「ポートフォリオ」は、自身のスキルや実績、デザイン力をアピールする大切なツール。Web技術科 Webデザイナーコースでは、地元企業や自治体と連携し、実際の依頼をもとに企画から制作・公開までを体験することで、実践的なスキルを身につけます。企業や自治体の担当者との打ち合わせを重ねながら、課題解決スキルやコミュニケーション力も養います。

さらに、WebサイトやSNSを活用して商品やサービスの販売促進・認知度向上を図るために欠かせないWebマーケティングの知識も1年次から学習。企画力・デザイン力と発信力を兼ね備えたWebデザイナーを目指します。

岩崎学園 情報科学専門学校「Web技術科Webデザイナーコース」
受講期間:2026年4月~2028年3月、昼間
費用:入学金200,000円(初年度のみ)、授業料840,000円、施設維持費300,000円、別途教材費(入学時の教材価格により変動あり)
https://isc.iwasaki.ac.jp/course/web/

以上、編集部おすすめの講座をご紹介しました。いずれの学校でも、さまざまな立場の社会人に向けた学びの内容や手法、サポート体制が展開されています。本記事が、リスキリングを考えている方、一人ひとりに合った学校選びの一助になれば幸いです。

メインビジュアル:宮岡瑞樹 編集:JDN編集部