詩的で情感にみちた建築空間を生み出すスイスの巨匠ピーター・ズントーが、アレッシィから発表した卓上調味料入れ。

天然石を削りだしたような美しいフォルムと質感は、クリスタル、石筍、鍾乳石など自然界のミネラルからインスピレーションをうけてデザインされたもの。エッチングされたクリスタルガラスを用いることにより、デザイナーの意図を見事に表現した商品に仕上がった。

それぞれ異なる形状でありながらファミリーのようなまとまりをみせるコレクションは、オイル・ビネガー容器、ソルト・キャスター、ペッパー・キャスター、スパイス・キャスター、シュガー・キャスターの5種類。

ピーター・ズントーがかつてホテルでの朝食時に思いついたアイデアスケッチが、時を経てカタチとなり、彫刻的で美しい調味料入れが誕生した。

「何年か前、ホテルの朝食でソルト・シェイカーを使った時、細いラインで粒や液体を入れることができる容器を思いつき素早くスケッチをした。そのスケッチはずいぶん長い間アトリエの壁にかかってたが、すっかり何を描いたものか忘れていて、高層ビルかと思うほどだった。しかし、ある日突然、ホテルでの朝の記憶が蘇り、アトリエでグリセリン石鹸を使いスケッチにそった模型を作らせた。そして磨りガラスに似た美しいオブジェクトが仕上がった。」（ピーター・ズントー）