世界のコンクール受賞図書約180点を紹介、「世界のブックデザイン2024–25」展が開催中

世界のコンクール受賞図書約180点を紹介、「世界のブックデザイン2024–25」展が開催中

東京・文京区の印刷博物館が、「世界のブックデザイン2024–25」展を2026年3月22日まで開催している。

同展では、2025年2月にドイツ・ライプツィヒで開催された「世界で最も美しい本2025コンクール」の受賞図書14点とともに、日本の「第58回造本装幀コンクール」をはじめ、ドイツ、カナダ、オランダ、中国、ポーランド、ポルトガルの7カ国のコンクール受賞図書を合わせて約180点展示。会場で展示する本は、すべて手に取って閲覧できる。

今回紹介しているポーランドとポルトガルのコンクールの受賞図書は、2008年の同展開始以来初めての展示となる。南欧ポルトガルの多様な文化的影響のなかで培われたブックデザインと、独特な世界観のあるイラストレーションの伝統に力強いタイポグラフィが重ねられた現代ポーランドのブックデザインを見ることができる。

会期中は、「第58回造本装幀コンクール」審査員が審査を振り返りながら受賞作品について語るオンライントークショーや、同コンクール受賞者が受賞作品について語るトークショー、文庫本をハードカバーにする製本ワークショップなどが開催される。

https://www.printing-museum.org/collection/exhibition/g20251213.php