「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」が、2026年1月16日から3月29日まで東京の麻布台ヒルズギャラリーで開催される。

2024年に劇場公開された『ルックバック』は、藤本タツキによる同名漫画を原作としたアニメーション映画。漫画を描くことでつながったふたりの少女の、漫画へのひたむきな思いと変わりゆくふたりの関係性を描いた作品で、上映時間58分という短編でありながら、興行収入は累計44億円を越え、国内外で大きな話題を呼んだ。

同展には、同映画の監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督・原画を務めた押山清高自らが主催として参加。押山は、「この展示は、完成した映画の記録ではなく、描かれたもの、描かれなかったもの、その過程でこぼれ落ちた感情や思考の痕跡を今の時代にこそ可視化する試み」であると述べている。

押山と同作に携わったクリエイターたちが、どのように原作の世界観を紡いでいったかという点に着目し、漫画作品がアニメーション作品として昇華されていくまでの軌跡とこだわりを紐解く展覧会となっている。

https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/lookback-ex/