中村至男がデザイン、平和を呼びかける「ヒロシマ・アピールズ」2023年版ポスターが販売開始

ヒロシマ・アピールズ2023「Index Finger」中村至男 ヒロシマ・アピールズ2023「Index Finger」中村至男

言葉を超えて“ヒロシマの心”を訴えるポスターを制作し、国内外に向けて平和を呼びかけるキャンペーン「ヒロシマ・アピールズ」。毎年、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)が広島国際文化財団、ヒロシマ平和創造基金とともに実施している同キャンペーンの2023年版ポスターが完成し、販売をスタートしている。

デザインを担当したのは、JAGDAを代表するデザイナーのひとり、中村至男。タイトルを「人差し指」とした同作品についてのコメントの中で、中村は「核兵器は人間の所業に他ならない。人が起こすことは人が止められるのだ。そんなことを想いながら1945年と地続きの”今”を表現した。この指は人間の弱さの象徴である。」と語った。

ポスターは広島平和記念資料館(原爆資料館)、広島市平和記念公園レストハウス、広島市現代美術館のほか、JAGDAオンラインショップで購入することができる。また、2023年8月7日まで広島市の合人社ウェンディひと・まちプラザで開催の「ヒロシマ平和ポスター展」にて、9月1日から10月19日までは東京ミッドタウン・デザインハブで開催される「日本のグラフィックデザイン2023」展で展示される予定だ。

https://www.jagda.or.jp/news/7384/