2025年春開館、鳥取県立美術館のロゴ・シンボルマークが決定

2025年春開館、鳥取県立美術館のロゴ・シンボルマークが決定

鳥取県倉吉市に、2025年春開館予定の鳥取県立美術館のロゴ・シンボルマークが発表された。

2022年に応募資格不問で公募がおこなわれた同ロゴ・シンボルマーク。1,726点集まったデザイン案の中から、一次審査で6点に絞られ、その後LINEによる一般投票を経て、最終審査で最優秀賞1点と優秀賞5点が選定された。そのほか、審査委員特別賞5点、こども特別賞1点も選定された。

最優秀賞となったのは、工業デザイナーの原寿夫さんの作品。シンボルマークは、鳥取(TOTTORI)のローマ字に複数ある「T」を県民一人ひとりに見立て、そのTの集積によって美術館のシルエットが構成され、県民が主体となる美術館を目指したデザインとなっている。

TとTの隙間は建設後の活用こそが重要であることを「隙間を埋めていく=皆で大切につくり上げていこう」というメッセージになっているほか、「参加しやすい『開れた場』であること」も表しているという。多彩なものが集まり賑わうイメージは、「OPENNESS!」を目指す鳥取県立美術館の方向性と合致していると評価された。

また、ロゴは、文字の持つ特徴的な部分を抽出し再構築することで、高い視認性とユニークさを両立させたオリジナリティのあるデザインを目指し、できるだけシンプルにまとめながら、シンボルマークとデザインイメージが調和するスタイルに仕上げられた。

https://tottori-moa.jp/news/3389/