コクヨがデジタルファブリケーション事業をスタート、スタジオ「(0,0,0)studio genten」を品川にオープン

コクヨがデジタルファブリケーション事業をスタート、スタジオ「(0,0,0)studio genten」を品川にオープン

コクヨ株式会社は、「デジタルファブリケーション(以下、デジファブ)技術」を活用したサービスを開始し、デジファブスタジオ「(0,0,0)studio genten(スタジオゲンテン)」を、コクヨ東京品川オフィス・THE CAMPUS内に11月1日開設した。

今回同社が提供をはじめるのは、デジタルデータをもとにものを製作するデジファブ技術を利用し、木素材を中心とするオリジナルの内装空間やアート、家具を提案するサービス。今年7月に資本業務提携したVUILD株式会社が取り扱うデジタル木材加工機「ShopBot」を同スタジオに導入し、3DCADで設計したデータからダイレクトに製作、試作・検証を繰り返しながらアート作品や内装、家具などをオーダーメードでつくる。同社の椅子やテーブルなどの既存の製品パーツと、ShopBotで加工された木材を組み合わせて、カスタマイズした家具を製作することも可能だ。

同社は、コロナ禍によって働く場が分散するなか、「集まりたくなるオフィス」という心理的側面に着目。木素材による温かみや安らぎ、カスタマイズによるアイデンティティーやワーカーへの配慮といった点の実現を目指す。また、木材の利用の幅を広げ、森林保全を目的とした間伐や、その間伐材の有効活用を促進するほか、国産木材を積極的に活用することで、林業の活性化にもつなげる。

https://www.kokuyo.co.jp/newsroom/news/furniture/20221026cs.html