第15回「シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション」受賞作品が発表 、グランプリは「黄鴨印(あひるいん)」

グランプリ受賞作品「黄鴨印(あひるいん)」繆 景怡、邹 冱 グランプリ受賞作品「黄鴨印(あひるいん)」繆 景怡、邹 冱

新しいプロダクトのデザインを募る「15th SHACHIHATA New Product Design Competition (シヤチハタ・ニュープロダクト・デザイン・コンペティション)」の表彰式が10月14日におこなわれ、受賞作品8点が発表された。グランプリは、アヒルのおもちゃをモチーフにした「黄鴨印(あひるいん)」。

今年で第15回目となる同コンペティション。今回は「こころを感じるしるし」をテーマに、人と人、人とものとの関係性を見つめ直した、目には見えない「こころ」を感じられるしるしを表すアイデアを募集し、応募作品975点が集まった。審査員は中村勇吾、原研哉、深澤直人、三澤遥の4名のデザイナーが務め、特別審査員としてシヤチハタ株式会社代表取締役社長の舟橋正剛を加えた計5名による審査がおこなわれた。

グランプリを受賞したのは、繆景怡と邹冱によるチーム「MZ Design」の「黄鴨印」。同作品は、アヒルのおもちゃをモチーフにデザインされたもので、押印するとアヒルの鳴き声がする印鑑だ。「多くの人の子供時代の記憶の縮図」であるアヒルのおもちゃの黄色の体と鳴き声を表現することで、「押すたびに、子供の頃の思い出がよみがえる特別な体験をもたらす」印鑑として提案された。

https://sndc.design/