クリエイティブスタジオのWhatever、コクヨ、廣栄紙工の3社が共同開発した、紙を積み重ねて遊ぶ積木型おもちゃ「積紙（TSUMISHI）」が、クラウドファンディングサイトのKickstarterにて7月16日まで支援を募集している。

積紙は、コクヨが主催するプロダクトデザインコンペ「KOKUYO DESIGN AWARD 2020」の優秀賞受賞作品「FROM TREE TO FOREST」からヒントを得た、「重ねた紙を噛み合わせる」という新たな接合方法に着目した積木型おもちゃ。紙を積み重ねてできたさまざまな形状のブロックを上に積み上げるだけでなく、横に「噛み合わせる」ことで、これまでの積木ではつくれなかったさまざまな形を生み出すことができる。

さまざまなプロダクトやコンテンツを手がけているWhateverがデザインを担当し、多種多様な紙製品を長きにわたって製造してきたコクヨと廣栄紙工が制作を担当。3社の協業によって、これまでは不可能だった形を組み上げられるような積層構造が開発された。同構造は複雑なため機械で製造することができず、積紙はすべて手作業でつくられている。持った時のサイズ感や噛み合わせの気持ち良さを追求しつつ、すべて環境に優しい紙でつくることなどにこだわっている。

今後の販売予定は未定だが、Kickstarterでは100個限定での試験販売が7月16日まで行われている。

https://www.kickstarter.com/projects/197719879/tsumishi