デザイナー・狩野佑真が『Rust Harvest|錆の収穫』シリーズの新作家具をミラノデザインウィークにて発表

Photo: Gottingham Photo: Gottingham

デザイナーの狩野佑真が、4月9日から14日までイタリア・ミラノで開催される世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク2019」に出展する。3年目となる今年は、Galleria Rossana Orlandi(ギャラリー ロッサーナ・オルランディ)にて、『Rust Harvest|錆の収穫』シリーズの新作家具3点を発表する。

『Rust Harvest|錆の収穫』は、2017年から狩野が続けている“錆”にフォーカスしたマテリアル実験プロジェクト。今回は、錆、アクリル、金属という自然素材と工業製品が融合させ、過去に出展してきたVentura Lambrate、DESIGNART、SaloneSatellite、Paris Design Weekに続く、集大成とも言える家具コレクションをお披露目する。アクリルとは別に一部分だけその錆由来の金属(赤錆=鉄、青錆=銅)を使うことで、錆の色と元の素材の対比が表現されている。金属部分はあえてコーティングせず無垢のまま仕上げ、湿気などで自然と錆が発生し何十年も経過したのちにアクリル部分の錆と同じ色になることを想定している。日常と非日常の間をコンセプトにビジュアルを共につくり上げたのは写真家のGottingham。

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