障害のある人との協働で生まれた魅力的なしごと・はたらき方を募集、「Good Job! Award 2016」
障害のある人とともに、しごとやはたらき方をデザインする取り組み「Good Job! プロジェクト」による「Good Job! Award 2016」では、障害のある人との協働で生まれた魅力的なしごと・はたらき方を11月15日まで募集している。商品や製品など目に見えるものだけでなく、プロセスや仕組みなど有形無形を問わず、障害のある人との協働から生まれているしごと・はたらき方を対象としている。
多様化する社会や価値観のなかで、人々のライフスタイルは大きく変化。一人ひとりの可能性に向きあうしごと、はたらきやすい環境、はたらきがいが生まれる仕組みや社会のあり方が求められている。「Good Job! プロジェクト」では、そのヒントは障害のある人のしごとや生活のなかにあると考え、既成の労働観にとらわれない現場から、先駆的・革新的・実験的な取り組みをひろく募集し、展示会やメディアを通して社会に発信する。
入選した取り組みは、渋谷ヒカリエで開催される「Good Job! 展」に出展。また、入選後の1年間「Good Job!基金」による継続的な応援を行う。大賞は2017年2月26日に東京・渋谷ヒカリエで行われる最終審査会で決定、賞金100,000円が贈呈される。
「Good Job! プロジェクト」は、アートやビジネスなど福祉の領域を超えて協働し、新たなしごとや仕組みをつくることを推進。一般財団法人たんぽぽの家、NPO 法人エイブル・アート・ジャパン、NPO 法人まるによって共同運営されている。2012年、大阪で初の展覧会「Good Job!」を開催。障害のある人の表現を活用した魅力的なプロダクトを紹介。2013年度から「Good Job! 展」として毎年開催し、2015年度は全国4会場をまわり、約12,000人が来場。また、2016年9月には障害のある人と新しいしごとを生みだす実験的で実践的な拠点「Good Job! センター」を奈良県香芝市にオープンしたばかり。