「麺」から見えてくる47の食文化、「47 麺 MARKET -47都道府県のローカルな麺集めました-」
47都道府県をテーマにしたミュージアム「d47 MUSEUM」が、次に取り上げるのは日本の食文化の定番「麺」。第13回企画展「47 麺 MARKET -47都道府県のローカルな麺集めました-」が8月6日から10月25日まで開催される。それぞれの土地に根付き、長く親しまれている麺を47都道府県から一つずつ選び出し、展示と販売。ラーメン、そば、パスタなど、ご当地麺として定番となっているものから、地元の食卓で愛されているものまで、47の麺を比べて、買って、味わって、それぞれの土地の麺文化が体感できる企画だ。
工芸、ファッション、地域問題など、さまざまなテーマで日本各地の個性を紹介してきた「d47 MUSEUM」。食は身近なテーマであるがゆえに、その土地に住む人にとっては当たり前のこととして気がつかない個性が隠れている。伊勢神宮の参拝客にすぐに提供できるように常にゆで続け、長くゆでても食感が楽しめるようにした極太麺の「伊勢うどん」(三重県)や、下関の家庭ではカレーと並ぶほど定番料理となっている「瓦そば」(山口県)など、その麺が生まれた背景や、地域との繋がり、食べ方の流儀といった角度から、各地の食文化を支えている麺を紹介。
併設の「d47食堂」では、各地の麺の特別メニューが登場。ミュージアムで展示されている麺を実際に味わえる連動企画も開催。本企画の図録書籍は、展示内容に加え出展者へのインタビューなどを収録して8月上旬に発売予定。
http://www.hikarie8.com/d47museum/2015/07/47-market-47-.shtml