「樂-茶碗の中の宇宙」展 、ロシアの2大美術館・エルミタージュ美術館とプーシキン美術館で開催

長次郎 黒樂茶碗 銘 ムキ栗 (重要文化財)文化庁蔵 長次郎 黒樂茶碗 銘 ムキ栗 (重要文化財)文化庁蔵

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)と樂美術館は、ロシアの2大美術館・エルミタージュ美術館とプーシキン美術館で「樂-茶碗の中の宇宙」展を開催。樂焼は16世紀後半に樂家の祖である長次郎によってはじめられ、十五代にわたって焼継がれ独特の美的世界をつくり上げてきた。

今回のロシア展では、重要文化財である初代長次郎「二彩獅子」(樂美術館蔵)、「黒樂茶碗 銘ムキ栗」(文化庁蔵)、「赤樂茶碗 銘無一物」(頴川美術館蔵)などの名品が一堂に展示される。また、樂歴代の作品、本阿弥光悦の作品に加え、当代(十五代)樂吉左衞門の多様な作家活動のほか、次世代(十六代)の作品を紹介することにより、それぞれの時代感覚を反映させながら、樂焼の美的精神世界を紹介する。

会期・会場
2015年7月11日~9月6日 エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク)
2015年9月22日~11月15日 プーシキン美術館(モスクワ)

https://www.jpf.go.jp/j/project/culture/exhibit/oversea/2015/06-01.html