奇想天外! アートと教育の実験場 筑波大学〈総合造形〉展

國安孝昌「雨引く里の竜神」2013年 國安孝昌「雨引く里の竜神」2013年

メディアアーティストの第一人者にして人気絵本作家の岩井俊雄、ユニークなパフォーマンスでテレビでもおなじみの明和電機など、筑波大学(総合造形)の卒業生は“美術”の常識をものともせず、ユニークな活動を展開している。その原点ともいうべき学生時代に彼らは何を学び、現在にいたったのだろうか。

本展では、彼らの巣立った筑波大学の芸術系総合造形領域にスポットを当て、教育の現場に迫る。同コースでは、1976年の創設時より三田村畯右(1936-)、山口勝弘(1928-)、篠田守男(1931-)、河口龍夫(1940-)など、実験精神に富んだ意欲的な作家を次々と教員に迎え、先鋭的な現代美術教育を約40年にわたり行ってきた。彼らによる刺激的な授業はもとより、その言説や学外における精力的な活動が、学生たちに及ぼした影響は少なくないだろう。

会場では、インスタレーション、立体造形、メディアアートなど、多岐にわたる歴代教員および卒業生の作品を紹介する。また、教員による奇想天外な名物授業についても資料により紹介することで、美術と教育の実験場とも称すべき“総合造形”の熱気をお伝えする。

【関連イベント】
●第4回 美術館セミナー「変身アート?!身体をつくろう!」
-現役教員によるアウトリーチ事例報告-
日時:1月21日(土) 10:30~12:00
講師:村上史明(筑波大学助教、芸術家)、小野養豚ん(筑波大学助教、美術家)
会場:講堂
定員:250名
※申込み不要

助成:一般財団法人 地域創造,公益財団法人 花王芸術・科学財団

開催期間 2016/11/03(木)~2017/01/29(日)
※イベント会期は終了しました
時間 9:30~17:00(入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、1/9は開館)、1/10
入場料 一般980円/高大生720円/小中生360円/満70歳以上の方・未就学児・障害者手帳等をご持参の方は無料
会場
  • 茨城県近代美術館
  • 2階第1・第2企画展示室、1階第2常設展示室、1階アートフォーラム、屋外
  • 茨城県水戸市千波町東久保666-1
会場電話番号 029-243-5111
会場URL http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
詳細URL http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/exhibition/kikaku/index.html