冨井大裕「線を借りる」

線のためのポートレイト(近藤恵介) 2018 素材:アクリル板、ドローイング:近藤恵介 展示風景:「卓上の絵画・春」MA2ギャラリー、2018 撮影:柳場大 ©Motohiro Tomii、Courtesy of Yumiko Chiba Associates線のためのポートレイト(近藤恵介) 2018
素材:アクリル板、ドローイング:近藤恵介
展示風景:「卓上の絵画・春」MA2ギャラリー、2018
撮影:柳場大 ©Motohiro Tomii、Courtesy of Yumiko Chiba Associates

冨井大裕の個展「線を借りる」が、void+で開催される。

冨井は彫刻の新たな可能性を探り、さまざまな彫刻の形を提示してきた。作品を制作するその態度や行為、体験などそのものが作品として成立するかどうか、芸術作品となるにはどのような要素が不可欠なのかを模索してきた。

冨井は付箋や色鉛筆、ハンマーやゴミ箱など、しばしば身の回りにある既製品を用いて作品を作るが、従来あったその物特有の用途や意味を取り払うことで、その物の物質としての新たな魅力や存在に焦点を当て、まったく違うものへと昇華させる。またある時には指示書のみを展示し、観客自身がその指示に従い彫刻作品となるプロセスを踏む作品など、従来の“もの”としての彫刻とはかけ離れた、そのものの裏にある見えない“こと”にも焦点を当てた作品制作をしている。

本展ではタイトル通り、他人の作品から「線」を借りた作品を発表する。ファッションブランド「tac:tac」のデザイナー、島瀬敬章のパターンの線を元に作られた彫刻作品、そのパターンから起こされた服、その服を試着する観客、それを写す鏡と映り込む背景、そのすべてのもの・こと・場・時など彫刻としての可能性を顕在化する展示となる。

初日に行うトークには、tac:tacの島瀬敬章、島村幸大太と美術批評家の林卓行が来場。

12月後半のイベントでは、山形ビエンナーレ2018において行われた彫刻についての問題提起を続けているグループ「AGAIN-ST」と「コーヒーのある風景」をテーマに、美術やデザインを横断するユニット「L PACK.」によるコラボレーションが再び「おでん屋」として実現する。AGAIN-STのメンバーが制作したおでんの型の展示と共に、void+parkingに3日間限定の屋台が出現する。

【関連イベント】
●トークイベント
「彫刻の型/服の形」
日時:11月30日 19:00~
出演:冨井大裕、島瀬敬章(tac:tac)、島村幸大太(tac:tac)、林卓行(美術批評)
※トーク終了後、21:30ごろまでレセプション

●彫刻おでん屋台「LA」
日時:
12月21日(金) 17:00~22:00(21:00オーダーストップ)
12月22日(土) 15:00~22:00(21:00オーダーストップ)
12月23日(日・祝) 15:00~19:00(18:00オーダーストップ)

開催期間 2018/11/30(金)~2019/01/25(金)
時間 14:00~19:00
休館日 日曜日、月曜日、祝日(12/23は開廊)、12/25~2019年1/7
入場料 無料
参加アーティスト 冨井大裕
会場
  • void+
  • 東京都港区南青山3-16-14 1F
会場電話番号 03-5411-0080
会場URL http://www.voidplus.jp/
詳細URL http://www.voidplus.jp/post/179823420023/more