マーク・テ+YCAM 共同企画展「呼吸する地図たち」
![展覧会メインビジュアル(デザイン:尾中俊介[Calamari Inc.])](https://www.japandesign.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2018/11/7a436628bd977360336d0cf2f36066ac.jpg)
マレーシアを拠点に活躍する演出家のマーク・テを共同キュレーターに迎えて開催される展覧会。国際交流基金アジアセンターのCondition Reportの一環として、共同主催のもと開催される。
近代化の象徴的産物としての「地図」は、アジアにおいて国家の主権、文化、経済、そして日常生活の劇的な変容を表出し、近代特有の空間概念や共同体意識を生み出す視覚的装置として機能してきた。タイの歴史学者であるトンチャイ・ ウィニッチャクンは、西洋の技術によってもたらされた「地図」によって、近代国家としてのタイの国民意識が形成されてきたと指摘し、その概念を「地理的身体」と称した。
本展では、「地図」によって規定されてきた「地理的身体」を静的なものとして捉えず、「地図」と「地図」の間にある社会の変容を読み解き、人間のアクチュアルな身体的活動の集積から形づくられる「生きた地理的身体」を探求するものである。
展覧会では、東南アジアと日本のアーティストやリサーチャーたちが、それぞれの視点から幅広い社会的事象を捉え、自身の言葉によって語るレクチャーやレクチャー・パフォーマンス作品を12週にわたり開催するほか、インスタレーション作品も公開。
くしくも本年、日本は明治維新から150年の節目を迎えている。近代化の起点の一つともなった山口において、新たな「地図」を描き出すことを目指す。ぜひこの機会にご覧いただきたい。
開催期間 |
2018/12/15(土)~2019/03/03(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 10:00〜20:00 |
休館日 | 火曜日、年末年始(12/29~1/3) |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | マーク・テ、イルワン・アーメット&ティタ・サリナ、ホー・ルイアン、小原真史、志賀理江子+清水チナツ+長崎由幹、高山明、西尾佳織、やんツー、3 がつ 11 にちをわすれないためにセンターほか |
会場 |
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会場電話番号 | 083-901-2222 |
会場URL | https://www.ycam.jp |
詳細URL | https://www.ycam.jp/events/2018/the-breathing-of-maps/ |