竹内紘三展―Recollection

2023年度著名作家招聘事業×テーマ展

《Modern Remains Permafrost》(部分) 2023年 Photo:Horikoshi Keishin 《Modern Remains Permafrost》(部分) 2023年 Photo:Horikoshi Keishin

兵庫陶芸美術館にて、「竹内紘三展―Recollection」が2023年12月9日から2024年2月25日まで開催されます。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

兵庫陶芸美術館では国内外で活躍する著名な作家を招聘し、若き作り手たちに刺激を与えるとともに、幅広い人々により深く陶芸に親しんでいただくため、2006年より「著名作家招聘事業」を実施しています。第18回となる今回は、鋳込みによる四角い筒状のパーツを組み上げ、焼成後にたたき割ることで独自の造形を展開する竹内紘三氏(1977- )をお迎えします。

兵庫県加東郡社町(現 加東市)に生まれた竹内氏は、大阪芸術大学で陶芸を学んだ後、多治見市陶磁器意匠研究所(岐阜県)へ進みました。2004年に地元・加東市にアトリエを構え、本格的に作家としての活動をスタートさせます。幼い頃から幾何学的な形態やその集積に魅せられていたという竹内氏は、幾何学的な形態の構築と破壊という相反する要素を合わせ持つ《Modern Remains(現代遺跡)》シリーズによって、自身の造形感覚や美意識を提示していきます。

記憶や回想を意味する「Recollection」は、竹内氏の造形に「跡」・「蹟」という文字があてられ、それが一種の過去に結びつくことに由来するとともに、本展を記憶に留め、これからへと繋げていくといった意味も込められています。竹内氏の造形は、多様な表現が生まれ、その領域が広がりを見せる現在の陶芸シーンを読み解くヒントにもなるでしょう。

本展では、初公開の新作も交えながら磁土と陶土、さらに異素材を組み合わせた作品までを展観することで、竹内氏の立脚点を探るとともに、多様化する陶磁による表現の魅力に迫ります。

【関連イベント】
●学芸員によるギャラリートーク
日時:12月24日(日)、2024年1月21日(日)、2月18日(日) 各日11:00~(1時間程度)
※観覧券が必要

開催期間 2023/12/09(土)~2024/02/25(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(2024/1/8、2/12は開館)、12/31、2024/1/1、1/9、2/13
入場料 一般600円/大学生500円/高校生以下無料
参加アーティスト 竹内紘三
会場
  • 兵庫陶芸美術館
  • 展示室5
  • 兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4
お問い合わせ 079-597-3961
会場URL https://www.mcart.jp/
詳細URL https://www.mcart.jp/exhibition/e3505/