谷川俊太郎 展

谷川俊太郎展 東京オペラシティ アートギャラリーでの展示風景 2018年 撮影:木奥惠三 谷川俊太郎展 東京オペラシティ アートギャラリーでの展示風景 2018年 撮影:木奥惠三

谷川俊太郎は1952年に詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たしました。感傷や情念とは距離をおく軽やかな作風は、戦後の詩壇に新風をもたらします。「鉄腕アトム」の主題歌、『マザー・グースのうた』や『ピーナッツ』の翻訳、市川崑監督による映画「東京オリンピック」の脚本、武満徹ら日本を代表する音楽家との協働などでも知られる谷川は、88歳の現在も、読み手一人一人の心に届くみずみずしい言葉によって多くの人を魅了し続けています。

実生活の喜びやいたみから詩を紡ぎ出してきた谷川は、60年以上にわたるその仕事のなかで詩と言葉の可能性を広げてきました。本展では谷川の詩「自己紹介」(2007)を起点に、谷川の幅広い創作活動のほか、それらにまつわる資料や交友関係、親しんできた音楽、コレクション等を紹介することで、詩人の創作の背景にも光をあてます。

また本展のために書かれた新作の詩や、音楽家・小山田圭吾(コーネリアス)、インターフェイスデザイナー・中村勇吾とのコラボレーションを通じて、美術館の空間ならではの詩の体験の展開を試みます。本展が、谷川の膨大な仕事を振り返る機会となるとともに、いまなお新たな挑戦を続ける現在進行形の谷川の活動に触れる場となれば幸いです。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋》

【関連イベント】
●ラジオ特別番組
谷川俊太郎「新空間ラジオ」
日時:6月27日(土)14:00~16:00
放送局:FM791(FM79.1Mhz)
※地域を問わず、以下からネットで聴くことも可能です
https://fm791.jp/simulradio.htm

●CAMKレクチャーカレッジ
「谷川俊太郎展ができるまで」
日時:8月23日(日) 14:00~15:00
講師:佐々木玄太郎(熊本市現代美術館 学芸員)
場所:ホームギャラリー
定員:先着55名
※事前申込み制

●詩の朗読の夕べ
日時:7月23日(木)(テーマ:うた)、8月27日(木)(テーマ:白) いずれも18:00~18:50
場所:ホームギャラリー
参加費:無料
定員:先着55名
※事前申込み制

開催期間 2020/06/27(土)~2020/09/06(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~20:00(入場は閉館30分前まで)
休館日 火曜日
入場料 一般1,100円/シニア(65歳以上)900円/学生(高校生以上)600円/中学生以下無料
参加アーティスト 谷川俊太郎
会場
  • 熊本市現代美術館
  • ギャラリーI・II
  • 熊本県熊本市中央区上通町2番3号
会場電話番号 096-278-7500
会場URL https://www.camk.jp/
詳細URL https://www.camk.jp/exhibition/tanikawashuntaro/