サロン展 顕雲 ―白井晟一研究所の図面

《虚白庵の白井晟一 》 1970年頃 画像提供:株式会社芸術生活社 《虚白庵の白井晟一 》 1970年頃 画像提供:株式会社芸術生活社

東京の渋谷区立松濤美術館にて、「サロン展 顕雲 ―白井晟一研究所の図面」が2026年3月8日から3月22日まで開催されます。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

白井晟一(1905-1983)は、1950年代に設計した一連の公共建築や、戦後の建築・芸術界で巻き起こった「伝統論争」への参画で注目を集めた建築家です。1968年度の日本建築学会賞を受賞した《親和銀行本店》や住居《呉羽の舎》、未完のプロジェクト《原爆堂計画》をはじめ、その作品は現在でも高い評価を受けています。

彼の主宰した白井晟一研究所は、精緻かつ優美な図面を作成したことでも類まれな存在でした。図面は、建築の形態とともに白井自身の設計思想を内包する媒介物で、それゆえに作成された図面には独特な精神性が漂います。薄いトレーシングペーパーに描かれた線描は実体化する前の建築の気配をたたえ、建築と設計者、そして施工者をつなぐはかない幻のように佇みます。その存在感は、建築作品のタイトルや自筆の書のモティーフとして白井が好んだ一字、「雲」になぞらえることも可能でしょう。

建築の展覧会では多くの場合、図面は写真や模型と同様に建築物に代わるイメージとして扱われます。しかし本展では、白井晟一の主宰する設計事務所が作成した原図面そのものに焦点を当て、その魅力をあますことなくご紹介すること―白井がよく揮毫した言葉に倣うならば、雲を顕(あらわ)すこと―を目指すものです。

【関連イベント】
●学芸員によるギャラリートーク
日時:3月8日(日)、3月14日(土)、3月22日(日) 各日14:00~(約30分)
料金:無料
※事前予約不要

●館内建築ツアー
日時:3月21日(土) 14:00~(約40分)
料金:無料
※事前予約不要

【同時開催】
2026 松濤美術館公募展
会場:渋谷区立松濤美術館地下1階展示室

開催期間 2026/03/08(日)~2026/03/22(日)
時間 9:00~17:00(最終日は公募展会場のみ16:00閉場/入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日
入場料 無料
会場
  • 渋谷区立松濤美術館
  • 2F サロンミューゼ、特別陳列室
  • 東京都渋谷区松濤2-14-14
会場電話番号 03-3465-9421
会場URL https://shoto-museum.jp/
詳細URL https://shoto-museum.jp/exhibitions/2026salon/