世界報道写真展 2017

自然の部 単写真1位 フランシス ・ペレ(スペイン) 2016 年 6月 8日(スペイン領カナリア諸島) 自然の部 単写真1位 フランシス ・ペレ(スペイン) 2016 年 6月 8日(スペイン領カナリア諸島)

毎年、世界中の約100会場で開催される世界最大規模の写真展「世界報道写真展」は、今回で60回目を迎える。今年は125の国と地域から5,034人のフォトグラファーが参加し、80,408点の応募があった。大賞などを含め、受賞作品を紹介する「世界報道写真展 2017」が東京都写真美術館で開催される。

今年は、8つの部門125か国から45人が受賞した。大賞は、トルコのブルハン・オズビリジの作品である。トルコの首都・アンカラで開かれた写真展で、現地の警察官が駐トルコ・ロシア大使を射殺した事件を捉えている。「人々の部」で単写真1位を受賞したマグナス・ウェンマンの作品は、イスラム国(IS)の恐怖と食糧難によってやむなく郷里を去り、避難民キャンプで過ごさざるを得ないこどもの姿を撮影し、こどもが夢や希望をなくす姿を静かに伝える。

そのほか、リオデジャネイロ・オリンピックの決定的瞬間をとらえた作品や、漁具により生命が脅かされるウミガメの姿など、世界の現状を伝える写真が並ぶ。紛争、環境問題、スポーツの決定的瞬間から日常的な場面にいたるまで、普段目にすることがない世界の「いま」を見ることができる貴重な機会である。

【関連イベント】
●フォトドキュメンタリー・ワークショップ
日程:7月15日(土)~17日(月・祝)
講師:Q.サカマキ(写真家、「世界報道写真展 2007」受賞者)、外山俊樹(朝日新聞社映像報道部)
定員:20名
参加費:20,000円
※事前申込み制

開催期間 2017/06/10(土)~2017/08/06(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~18:00(木・金は20:00まで、ただし7/20~8/25の木・金は21:00まで/いずれも入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館)
入場料 一般800円/学生600円/中高生・65歳以上400円
会場
  • 東京都写真美術館
  • 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会場電話番号 03-3280-0099
会場URL http://www.topmuseum.jp/
詳細URL http://www.topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2798.html