リボーンアート・フェスティバル 東京展

青木陵子+伊藤存 浜と手と脳, 2017 撮影:後藤秀二  青木陵子+伊藤存 浜と手と脳, 2017 撮影:後藤秀二 

2017年夏、宮城県石巻市・牡鹿半島を中心に東北初の「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭「リボーンアート・フェスティバル2017」が開催され、好評を博した。

本展では、ステージを東京に移し、石巻市・牡鹿半島での展示が再構成され展示される。2011年3月11日の東日本大震災から6年が経ったが、牡鹿半島を訪れるたび、陸と海の間に立ちはだかる巨大な壁、防潮堤はどんどんと高くなり、最近では新しい国境のようにそびえ立っている。20世紀に少しずつ崩壊した世界各地の国境が、今度は再びつくられようとしていることと何か関係があるのかもしれない。

「リボーンアート・フェスティバル2017」に参加したアーティストたちの作品や表現が、不思議と思えるほどそのことに繋がっている。今、世界中が緊張感につつまれている。国境を巡る問題、多発するテロや紛争、止まらないミサイル、行き場を失う難民や移民。日本も蚊帳の外ではいられないはずだ。石巻市街地や、牡鹿半島の大自然の中で繰り広げられたさまざまなアートの試みは、奇跡の美しさをつくり上げた。そこ(またはここ、あそこ)で何が起きていたのか?考えるきっかけになるだろう。

【関連イベント】
●お茶会「Big Sky Little Moon 空と月の茶会《バリーの小屋》」
日時:10月28日(土)、11月25日(土)、12月2日(土)、12月9日(土) 各日15:00~、16:00~、17:00~(各回20分)
会場:ワタリウム美術館
定員:各回6名
料金:前売り券各回1,800円、当日券各回2,000円
※抹茶「銘 月の白 丸久小山園詰」&とらやの季節の生菓子付

開催期間 2017/10/20(金)~2017/12/10(日)
※イベント会期は終了しました
時間 11:00~19:00(水曜日は21:00まで)
休館日 月曜日(ただし、12/4は開館)
入場料 大人1,000円/学生(25歳以下)800円/小・中学生500円/70歳以上の方700円
参加アーティスト 皆川明(mina perhonen)、カオス*ラウンジ、名和晃平、青木陵子+伊藤存、バリー・マッギ、コンタクトゴンゾ、さわひらき、島袋道浩、ルドルフ・シュタイナー 他
会場
  • ワタリウム美術館
  • 2~4F
  • 東京都渋谷区神宮前3-7-6
会場電話番号 03-3402-3001
会場URL http://www.watarium.co.jp/
詳細URL http://www.watarium.co.jp/exhibition/1710reborn_return/index.html