グループ展 ‘万能薬/PANACEA’
東京・西麻布のCALM&PUNK GALLERYにて、グループ展「万能薬/PANACEA」が5月2日まで開催します。
それぞれ異なる年齢、国籍、バックグラウンド、メディウムをもつ4名の作家たち。資本主義のサイクルの中で生き延びるために人々が投与する「万能薬」をコンセプトに、作家それぞれの場所や時代性で感じ、考察する近未来への想像が会場に現れます。
現在東京を拠点に活動する漫画家・岳明は、中国北京で生まれ育ち、そこで体験した自身の幼少期の思い出や中国独自の風習をマンガ、ドローイング、イラストレーション、アニメーションなどで表現します。これまでに、「第23回学⽣ CGコンテスト」萩原 俊⽮・評価員賞、第23回グラフィック「1_WALL」服部⼀成審査員奨励賞を受賞。本展では、岳自身が家族と幼少期に体験した中国の食文化をもとに描いた新作のマンガを発表いたします。
アーティスト・臼井達也は、東京を拠点に近年BLOCK HOUSEや新宿眼科画廊など精力的に作品発表を行っています。インターネットを通じた新しい消費活動の中に生み出されるイメージ、及びそれらがつくり出す生態系について考察した作品を発表してきました。これまでにアマゾン熱帯地域を調査するように、世界最大手のeコマースサイト・Amazonに出品されている数々の品物をリサーチし、その環境独特の歪さを持った生態系に迫る作品発表を行ってきました。本展では、そのAmazonがもたらす付加価値やエフェクトについて考察したインスタレーションを展示します。
上海生まれ育ち、現在東京に拠点を置くアーティスト・羊喘兒は、3DCGをもちいた映像やインスタレーション作品を日本国内問わず、中国の美術館でも発表してきました。消費主義が加速する現代に立ち並ぶ人工物やその景色をイメージとして、そこに存在する現実と虚構を浮かび上がらせます。本展では、彼女のコンセプトから切り取った「訓練」というテーマを映像を用いたインスタレーションとして発表。
アーティストのカリン ・ピサリコヴァは、日本やヨーロッパなど海外でのアーティストレジデンシーを経て、現在チェコを拠点に活動しています。⼈間の⽣活や相互の関係、⽇常の儀式的なことから発想を得たインスタレーションをこれまでに発表。本展では、ロックダウン中に新たに体感した景色と生活を自身を被写体に映した写真作品で展示します。
《本文は公式サイト紹介文より抜粋/一部編集》
開催期間 |
2021/04/16(金)~2021/05/02(日) ※イベント会期は終了しました
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時間 | 13:00~19:00 |
休館日 | 日曜日、月曜日、火曜日(最終日の日曜日は開館) |
入場料 | 無料 |
参加アーティスト | 岳明、臼井達也、羊喘兒、カリン ・ピサリコヴァ |
会場 |
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会場URL | http://calmandpunk.com/ |
詳細URL | http://calmandpunk.com/exhibition/ |