ルイジ・ギッリ 終わらない風景

ルイジ・ギッリ 終わらない風景

東京都写真美術館にて、「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」が2025年9月28日まで開催されています。

—以下、公式サイトの紹介文を抜粋—

このたび東京都写真美術館は、総合開館30周年記念展として、イタリアを代表する写真家ルイジ・ギッリ(1943-1992)の個展を開催します。

ギッリは測量技師としてのキャリアを積んだのち、コンセプチュアル・アーティストたちとの出会いをきっかけに、1970年代から本格的に写真家として活動を始めました。ギッリにとって写真とは、現実世界の複製ではなく、フレーミングされた「見られた」視覚的断片によって風景を作り出すための手段でした。彼はこの表現手段を通じて、通り過ぎる風景の中に現実とイメージの関係性を見出し、「在」と「不在」、外的世界と内的世界について思索を深めようとしました。

本展では、1970年代から晩年にかけてギッリが撮影したイタリアや旅先での風景、アーティストのスタジオ、自宅の室内、美術品、看板やポスター、窓や鏡に映る風景など、多様な視覚的断片によって構成された風景表現を紹介します。あわせて、ギッリの活動を語るうえで欠かせない存在であり、自身もグラフィック・デザイナーとして活動した妻パオラ・ボルゴンゾーニ(1954-2011)の作品や資料も展示し、約20年にわたるギッリの写真に対する多角的な思索をたどります。ギッリが探求し続けた、終わりのない風景に対する解釈とその世界観に触れる機会となれば幸いです。

【関連イベント】
●担当学芸員によるギャラリートーク(手話通訳付)
日時:8月1日(金)、9月5日(金) 14:00~
※当日有効の本展チケットまたは展覧会無料対象者の方は各種証明書等を持参のうえ、2F 展示室入口に集合

●ドキュメンタリー映画『Infinito』上映とゲストによるアフタートーク
(上映80分+アフタートーク約50分)
日時:
(1)7月18日(金) 17:00~19:30 ゲスト:イラリア・カンピオーリ(レッジョ・エミリア市立博物館写真部門キュレーター)※伊日通訳付き
(2)8月24日(日) 14:00~16:30 ゲスト:岡田温司(京都大学名誉教授)
(3)9月12日(金) 17:00~19:30 ゲスト:森岡督行(森岡書店代表)
会場:東京都写真美術館 1F ホール
定員:190名(整理番号順入場/自由席)
参加費:無料
※当日10:00より1階総合受付にて整理券を配布
※本邦初公開、日本語字幕付き

開催期間 2025/07/03(木)~2025/09/28(日)
時間 10:00~18:00(木・金は20:00まで/入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)
入場料 一般800円/学生640円/高校生・65歳以上400円/中学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)は無料(要証明)
会場
  • 東京都写真美術館
  • 2F 展示室
  • 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会場電話番号 03-3280-0099
会場URL https://topmuseum.jp/
詳細URL https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-5073.html