本展は、九州産業大学大学院 芸術研究科 造形表現専攻 写真領域に在籍する7名の学生による写真展です。

目まぐるしく変化する社会情勢において、すべての人や物がそれぞれの境遇に置かれています。本展のタイトルである「境遇」はそれぞれ過ごした時間と環境から感じ取ったことをもとに、共通のテーマで写真表現を追求している意味を込めています。

自身が感じた人生の意義を線や形で表した王思誠（おう・しせい）。自身が見た夢を通じて自己意識を表した崔子博（さい・しはく）。物と環境の関係に興味と関心を持ち考察した鐘秋月（しょう・しゅうげつ）。隔離を経験したことで人の孤独さを表した潘禕晨（ばん・いしん）。九州の鉄道と線路際に広がる環境をとらえた山下智史。繁栄した都市のなかで静けさを探究した李启睿（り・ちいれい）。外国人という視点から日本の文化を捉えた劉立奇（りゅう・りっき）。

本写真展を通じてあらゆるものごとの境遇について感じ取っていただけると幸いです。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋／一部編集》