キスリング展 エコール・ド・パリの夢

《ベル=ガズー(コレット・ド・ジュヴネル)》 1932-33年 カンティーニ美術館、マルセイユ © Musée Cantini, Marseille 《ベル=ガズー(コレット・ド・ジュヴネル)》 1932-33年 カンティーニ美術館、マルセイユ
© Musée Cantini, Marseille

エコール・ド・パリを代表する画家、キスリング(Kisling 1891-1953)。ポーランドのクラクフで生まれたキスリングは、美術学校を卒業後、19歳でパリに出ました。モンマルトルやモンパルナスで、ピカソ、ジョルジュ・ブラック、モディリアーニ、パスキン等、多くの芸術家と知り合います。初期はキュビスムの影響も受けましたが、キュビストのように現実世界から離れることには抵抗し、すぐに主題を写実的に表わすようになります。そしてイタリアやフランドルの古典的な絵画に積極的に学び、1920年代の絵画に見られる秩序への回帰の動きに同調していきました。

風景画、静物画、裸婦などにおいて独自のスタイルを発展させていきましたが、なかでも肖像画にその特徴が最もよく表れています。丁寧な筆致による洗練されたレアリスムと、静謐なムードに満ち、輝かしく官能的な色彩によって、キスリングはエコール・ド・パリの重要な芸術家として位置付けられるのです。本展では1920~30年代のパリで「モンパルナスのプリンス」と呼ばれ、時代の寵児となったキスリングの画業を滞米時代の作品を含む約60点の作品により振り返ります。

《本文は公式サイト紹介文より抜粋》

【関連イベント】
●講演会「キスリングとエコール・ド・パリ」
日時:4月20日(土) 14:00~
講師:マイテ・ヴァレス=ブレッド(ポール・ヴァレリー美術館館長、国家遺産主任学芸員、本展監修者)
会場:東京都庭園美術館 新館ギャラリー2
定員:120名
参加費:無料(ただし、当日有効の本展チケットが必要)
※事前申込み制

※そのほかの関連イベントは、下記詳細URLをご覧ください。

開催期間 2019/04/20(土)~2019/07/07(日)
※イベント会期は終了しました
時間 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日 第2・第4水曜日(4/24、5/8、5/22、6/12、6/26)
入場料 一般1,100円/大学生(専修・各種専門学校含む)880円/中学生・高校生・65歳以上550円
参加アーティスト キスリング
会場
  • 東京都庭園美術館
  • 本館、新館ギャラリー1
  • 東京都港区白金台5-21-9
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
会場URL https://www.teien-art-museum.ne.jp/
詳細URL https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/190420-0707_kisling.html